JA紀南は事業や活動に対する准組合員の生の声を聞こうと、9月中に7支所で懇談会を開いた。合わせて30人と意見交換を行い、JAに対する要望や改善点については、運営に生かしていきたい考えだ。
JAの組合員数(2023年3月末)は、正組合員数が9099人に対して、准組合員数は4万3961人と全体の8割以上を占め、多くは信用・共済事業やAコープの利用者が中心で、JAとのつながりは比較的薄い。
そのため、准組合員の声を吸い上げる仕組みとして昨年度から懇談会をスタート。意見が出やすいよう、1支所5人程度の准組合員と役職員が対話する車座方式を採用している。
懇談会では、JAから事業の紹介や協同組合の役割などを説明。准組合員にJA事業や活動に対する要望や疑問、改善点など意見を求めた。
准組合員からは「若者が来たいと思える直売所にしてほしい」「JAは地域の金融機関としての役割が大きいので継続を」といった要望や「このような意見を言える場を今後も提供すべき」との声も多かった。
JAではいただいた意見や要望を集約し、対応可能なものについては随時運営に反映させていく。