梅シーズン幕開け

梅シーズン幕開け
小梅を皮切りにリレー販売
梅シーズン幕開け

 JA紀南は、2023年産青梅の市場出荷を始めた。トップバッターは小梅で、前年よりも2日ほど早い出荷となったが品質は良好。今後、中旬から「古城」、下旬からは主力の「南高」へとつなぐ。
 JA管内の生産予想量は、小梅762㌧(前年比98%)、「古城」417㌧(同109%)、「南高」2万1778㌧(同102%)。このうち、青果全体の市場出荷量は3331㌧(同110%)を計画している。
 トップバッターの小梅は、約252㌧の出荷を見込む。今年は平年よりも気温が高く、降雨量も多いことから、生育は若干前倒し傾向で推移し、肥大も良好となっている。
 生産者である田辺市中万呂の高垣貴行さん(35)は10日から収穫を開始。「天候にも恵まれ、玉が大きく実太りも良好でいい品質の梅ができた。紀南の梅を多くの人に食べてもらいたい」と話した。
 収穫された小梅はJAを通じ、関西・関東・中京の各市場へ出荷。5月いっぱいを予定している。