搭乗者に梅干しプレゼント

搭乗者に梅干しプレゼント
南紀白浜空港の増便記念に
搭乗者に梅干しプレゼント

 梅産地の梅干組合やJA、生産者組織、行政でつくる「紀州梅の会梅干部会」は、南紀白浜空港の「南紀白浜=東京(羽田)線」の臨時増便を記念し、2月1日から約1か月間、搭乗者に梅干し(一粒個包装)を配布した。関係者らは「これを機に梅干しのファンになってほしい」と期待している。  東京と紀南地方をつなぐ玄関口の南紀白浜空港で、搭乗者に梅干しを食べてもらう機会を提供し、梅産地をアピールするのが目的。「Welcome紀州梅干しプレゼントキャンペーン」として、同会に加盟するJAや梅加工業者およそ40団体が約1万個の梅干しを持ち寄り、JA紀南からは、塩分7%の「ひとつぶの幸福」を提供した。  初日の運航記念式典では、田辺市・みなべ町の両行政や、時代衣装をまとった梅娘、梅干し生産者らが羽田空港からの搭乗者を出迎え、梅干しなどのノベルティを手渡した。  期間中は空港の到着ロビーなどに、梅干しをお持ち帰りできる特設コーナーを設置。搭乗者からは「もらった梅干しがとてもおいしかったので、製造元を教えてほしい」と大好評で、予定よりも早くなくなった。  紀州梅の会梅干部会事務局の元戎勉事務局長は「最近は本場の南高梅を食べたことがない人も多いと聞くので、今回を機においしさが伝わり、リピーターになってもらえたら。梅干しの普及活動を通じ、産地全体の底上げを目指したい」と話している。