父と二人で水稲10㌶栽培

父と二人で水稲10㌶栽培
新品種「にじのきらめき」に手応え
父と二人で水稲10㌶栽培

田辺市中芳養の杉岡健吾さん(35)は就農5年目にして、親子二人で水稲10㌶を栽培している。つくるのは全て新品種「にじのきらめき」で、今年の作柄は上々。9月下旬まで収穫を続ける見込みだ。
輸入商社の営業マンとして、東京や大阪で10年間働いた杉岡さんは、5年前に父親のもとでUターン就農した。
スタート時の面積は4~5㌶だったが、離農する高齢者などから毎年田んぼを引き受け、現在では10㌶、枚数にして160枚にまで拡大。作業効率を意識しながら、化学肥料を極力使わないよう土づくりにもこだわって栽培している。
これまで「ミルキープリンセス」や「ヒカリ新世紀」などを主力としていたが、今年から全量を新品種「にじのきらめき」に切り替えた。背丈が低いため風雨に耐えられ、高温にも強く、何よりコシヒカリと同等のもっちりとしたうまみがあり、食味が良いところに惚れ込んだ。
今年は狙い通り病気や倒伏もなく、作柄は良好だ。9月末までに収穫を終える見込みで、主にJA紀南の直売所に出荷する。品種の知名度はまだ低いため、POPを手作りして魅力をアピールするなど、工夫して販売している。
 杉岡さんは「田んぼの多くは台風の影響を受けやすい地域にあるため、倒伏に強いにじのきらめきはうってつけの品種だ。化学肥料をかなり抑えてつくったこだわりのお米なので、多くの人に食べてもらいたい」と話している。