今年も梅の季節到来

今年も梅の季節到来
宣伝隊を派遣
青梅収穫スタート

 JA紀南は青梅販売の期間中、消費地のスーパーや量販店などへ「梅宣伝隊」を派遣する。新型コロナウイルス禍で3年ぶりの出動となった今年は、梅加工の新商材を携え、職員13人が6月上旬の4日間、兵庫県の「コープこうべ」10店舗へ分散した。
 梅はシロップや梅干しなどに加工する必要があることから、JAは都市部の消費地を中心に加工方法を広めようと、2008年に「梅宣伝隊」を結成。今年は感染対策として恒例の試飲などを行わない分、簡単な梅シロップ作りをアピールするなど推奨販売に努めた。
 現地でアピールしたのは青梅の他、新商材として開発した500グラムの「南高」入りスタンドパック。「梅加工をもっと手軽に」をコンセプトに、そのまま凍らせることができ、氷砂糖を入れるだけですぐに梅シロップが完成するという優れものだ。
 販売担当者は「梅シロップ作りを面倒と思っている人も多い中、新商材を通して、簡単に加工できるということをアピールし、購買意欲につなげたい」と語った。