JA紀南広報誌

6月号p019-02

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小梅のパープルクィーン
産地化に向け研究会発足
三栖生産販売委員会


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 【三栖谷営農室】田辺市三栖で誕生した小梅の新品種「パープルクィーン」をブランド品に育てようと、三栖生産販売委員会(小川均委員長)は5月5日、パープルクイーン研究会を立ち上げ、栽培面積拡大や販売戦略樹立に向けた具体的協議に入った。
 パープルクィーンは小梅「白王」の枝変わりで、昭和57年、中三栖の廣畑治さんが発見した。農水省に品種登録を申請し、平成8年1月に新品種として登録された。
 果実は濃紫色で、加工した梅酒や梅ジュースが、他の品種ではできない赤く透き通った色に仕上がる。現在、三栖地区を中心に24人が栽培している。
 これまでは生産量が少なく、市場の反応を見る段階だったが、昨年は約4㌧まで出荷量がまとまるようになり、生産者の手取り価格も2Lサイズで約1000円の高値がついた。
 パープルクイーンは、紀南の小梅の主力品種である「白王」「紅王」などとの販売競合を避け、それらのピークが過ぎた5月末から6月初旬に一斉に出荷する。今年は同研究会が独自に作ったパンフレットも出荷箱に入れ、市場や消費者へのPRを図っていく。
 販売経路もJA紀南に一元化して、京阪神を中心に中京方面にも拡げたいという。廣畑さんは、「パープルクィーンの特性を生かし、幅広い年代に受け入れられるようまずはPRだ。そして管内の農家に栽培を呼びかけて産地化を図っていきたい」と話している。

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