JA紀南広報誌

2016年8月号p15-01

2016年8月号もくじ

きずな  

常務(金融共済本部長)鈴木 孝司
熊本地震応援隊の報告から  

 4月14日と16日の未明、熊本県を中心に震度7を観測する地震が発生し、その後も断続的な余震が続きました。被災された皆様方には、心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
 JAグループでは全国中央会が司令塔となり、被災地の営農活動を支援するため、全国に支援隊の要請を行い、現地でのボランティア活動に取り組んでいます。
 和歌山県からは総勢26人の応援隊が参加し、JA紀南からも2人の有志が加わりました。
 現地で活動した職員によると、農繁期を目前に控えた中、選果施設も被害が大きく、すべて手作業での出荷作業となり、非常に困難な状況が続いているとのこと。
 従業員の家屋等も被災しているため、大変な人手不足の状況で、メロン、キュウリ、ナスの集荷作業は最盛期を迎え、日々、メロンの集荷作業に全力で取り組んだとのことでした。
 宿泊地から選果施設までの道中も、熊本市に入ると大半の家がブルーシートで覆われ、道路や大型商業施設にも大きな被害が見られ、テレビ放映を見るのとでは、被害の甚大さに胸がつまる思いとともに、被災された方々のために一生懸命お手伝いをすることを、改めて考えさせられたとのことでした。
 参加した若手職員は、「一人は万人のために、万人は一人のために」、という相互扶助の精神や、協同組合の基本理念をさらに深めたことと私は感じたところです。

防災意識の高揚と備えを  

 平成以降では、7年に阪神・淡路大震災、23年には東日本大震災があり、そして、21年の紀伊半島豪雨災害は私たちの地域にも大きな被害をもたらしました。台風も近年は、地球温暖化の影響からか、大型化傾向にあります。
 私たちが暮らす紀南地方は、温暖で大変暮らしやすい地域ですが、台風をはじめ大自然の猛威にさらされる地域でもあります。
 昔から「天災は忘れた頃にやって来る」と言われていますが、今は、いつやってくるか分からないという心構えが大切です。
 備えとして、第一に、防災に対する意識の高揚が必要です。飲料水や非常食の備蓄の確認、地震に備え家具等を固定することなど、家族でできることはすぐに準備しておきましょう。さらには家族間での避難経路・安否確認の方法等、万が一に備え普段から話し合っておくことが大切です。
 第二として、私の担当業務の経験からJAの「建物更生共済・むてき」であります。火災はもちろん、地震、台風等の自然災害に対する保障、さらにご家族に対する傷害保障も整っており、万全の保障を整えています。いま一度、保障の点検をお勧めします。
 ここでJA共済の仕組みについて少しご案内します。JA共済は、JAとJA共済連(全国連)がそれぞれの機能を分担し、共済事業を共同で運営しています。
 具体的には、JAでは組合員・利用者の皆様の窓口として、保障点検活動や掛金収納、事故発生時の初期対応と簡易な査定業務を担います。全共連は商品開発・資産運用業務や、支払共済金にかかる準備金の積立を担います。支払余力の指数であるソルベンシー・マージン比率も1027%(平成27年3月末)と万全な体制で様々なリスクに備えています。
 話は戻りますが、「備えあれば憂い無し」。防災意識を持ち続けましょう。相互扶助の理念のもと、組合員・利用者の皆様に「安心」と「満足」を提供していくとともに、地域のJAとしての社会的役割を果たしてまいりたいと考えます。

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