JA紀南広報誌

2016年7月号p12-02

2016年7月号もくじ

 

◆礼肥の施用  

 梅の礼肥は、樹勢回復と貯蔵養分の蓄積を図るため施用する。梅の収穫も終盤となり、ひと息つきたいところだが、梅も果実を成らせた分、樹勢が落ちており、速やかに樹勢回復させる必要がある。収穫後の降雨があるうちに施用する。施肥量は樹勢によって調整するが、10㌃当たりFTE入り梅スモモペレット(7‐6‐7)100~140㌔、または有機化成A805(10‐6‐7)を80~100㌔を基準に施用する。

◆夏季剪定  

 夏季剪定は、樹冠内部の徒長枝の整理をすることで、内部に光を入れ結果枝の枯れ込みを防ぐために行う。樹齢の若い樹や樹勢が旺盛な樹を中心に行う。ただし、切り過ぎには注意する。

◆病害虫防除  

○環紋葉枯病
 風通しの悪い湿気の高い園地で発生が見られる。葉に輪紋斑が出て落葉する。防除は発生初期にトップジンM水和剤(1500倍・21日前まで・3回以内)。

○アメリカシロヒトリ(ケムシ類)
 近年、市街地や平地の梅園で特に発生が増加し、問題となっている。落葉樹に発生するため、街路樹やスモモ・柿にも発生する。近年の傾向は、第1世代は5月下旬から発生するが少量のことが多い。しかし、第2世代(7月下旬~8月上旬)の発生を見逃すと多発するため注意が必要だ。発生初期は、白いクモの巣状の中で、集団で葉を食害しているため、まとめて捕殺することも可能である。薬剤散布の場合は、ケムシ類の登録があるフェニックスフロアブル(4000倍・前日まで・2回以内)、またはマブリック水和剤(4000倍・21日前まで・2回以内、カイガラムシの発生に注意)等で防除する。
  (中央営農室・田ノ瀬佳男)

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