JA紀南広報誌

2016年6月号p15-01

2016年6月号もくじ

「素晴らしい梅栽培だ」  

世界農業遺産認定地へ
JICAベトナム視察団  

世界農業遺産の梅栽培に興味を示すベトナム視察団

 ベトナムの森林政策に関わる行政官ら12人が4月13日、世界農業遺産に認定された「みなべ・田辺の梅システム」のモデル地区となった田辺市上芳養の「紀州石神田辺梅林」を視察した。ベトナムでは北部で梅栽培が盛んだと言い、行政官らは「素晴らしい栽培の仕方だ。今度は農家を見に連れて来たい」と国内屈指の産地に興味を示した。
 ベトナムでは、農地転換や違法伐採等で森林が減少する中、持続的な自然資源の管理が重要課題となっているという。
 視察は、国際協力機構(JICA)が昨年から行っている対策プロジェクトの研修事業で、同国の農業農村開発省や天然資源環境省の職員らが訪れた。
 標高約300㍍のエリアに広がる田辺梅林。田辺市梅振興室の広畑賢一室長は、約400年の歴史があるこの地の梅栽培について「備長炭の原木となる薪炭林を周囲に控え、開花期はミツバチを受粉に活用するなど、自然環境と共生している」と説明した。
 「ベトナムの梅は、ほぼ自然状態で山に植わっているが、ここは違う」と園地を見た行政官ら。ベトナムは品種も在来種であり、「南高」などの優良品種が高い技術で栽培管理されている様子に驚いていた。

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