JA紀南広報誌

2016年6月号p14-02

2016年6月号もくじ

地域貢献へ古道の道普請  

落石除去や除草作業行う
有機栽培「田辺印の会」  

なかへちの山々を背に田辺印の会のメンバー

 【富田川営農室】梅やミカンの有機栽培に取り組むJA紀南の「田辺印の会」(前田謙会長)は、安全・安心な農産物を届けることと、元気な地域づくりをめざして活動している。4月26日には、会員ら16人がボランティアで熊野古道の道普請を行った。
 同会は平成20年に発足。「南高梅」を主に温州ミカンやレモンなどを有機栽培し、食品メーカーや生協、首都圏の青果店などに販売している。また後継者育成に加え、地域活動への参加や、熊野古道の道普請を規約でうたうなど、地域貢献への思いが強い。
 熊野古道の道普請は昨年4月から始め4回目。会では、4・7・9月の年3回を計画している。
 この日は、世界遺産・熊野古道の追加登録が予定される中辺路ルートの潮見峠越の約2㌔を行った。草刈り機や鍬、熊手などを手に古道を進みながら、除草や落石の除去、排水のための溝切りなどに汗を流した。
 平成23年の紀伊半島豪雨災害などで古道も落石や土砂崩落、道の損壊が目立つ。会員の一人は、「最初は落石がゴロゴロしていたが、道普請の回数を重ねるにつれ、観光客も安心して歩けるレベルまで来た」と話す。
 前田謙会長も「有機は自然と共生した農業により地域の自然を守るという意味で、道普請などの活動でも貢献したい」と話していた。
 同会の今年産の青梅出荷は5月中旬にスタートし、6月には主力の「南高梅」が始まる予定だ。

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