JA紀南広報誌

2016年5月号p30-01

2016年5月号もくじ

こもれび  

地域の温もり
新谷 千予(田辺市中芳養)  

 私が、中芳養に住み始めてから30年近く経ちます。でも、2年前に退職するまでは、ほとんど地域の活動にも参加できなくて、住んでいる地域のこともあまり知りませんでした。退職してからは、少しずつ周りが見えてきて、気づくことが増えてきました。今回、この原稿を書く機会をいただき、自分の地域について考えてみることにしました。
 中芳養の良さは、何と言っても自然の豊かさと、人の暖かさ(温もり)です。四季の移ろいが身近に感じられ心が和みます。
 2月は梅の花のほのかな香り、4月は薄ピンク色の桜の花吹雪、5月はミカンの花の匂い。そんな中を私は、ランニング仲間とよく走っています。自然の営みを肌で感じながら走れることが本当に幸せです。
 私たち夫婦は公務員として勤めていましたので、その間、地域の仕事を近所の方々が代わりにしてくれていました。たくさんの配慮をしてくださっている近所の方々には、いつも感謝しています。
 退職後は、「今度はその分頑張らねば!」と、主人はお宮さん、私はお寺さんの仕事をさせてもらっています。忙しい時もありますが勉強にもなります。特に私たちにとっては、地域の方々とお友達になれる良い機会でもあります。
 幸せなことに、中芳養には立派な泉養寺、芳養八幡神社があり、私たちの地域を見守ってくださっています。これからもみんなで守っていきたいと思っています。
 先日、芳養谷で梅の里を駆け抜ける「UMEロードマラソン」があり、私も昨年に続き走らせてもらいました。その感想も含め、大会のためにJAの方々、地元の人たちが準備してくださったことを少し紹介します。
 ランナーたちが走りやすいようにと、何日も前から道路沿いの草刈り、ゴミや空き缶拾い、幟立て、応援の旗作り、危険なところの点検などをしてくれました。
 当日は、女性の方々がおかいさんを炊いてくれたり、お寿司やお菓子を作ってくれました。その「おもてなし」には各県、各地域から走りに来られる人たちを歓迎し、この芳養の良さを知ってもらいたいという願いがこもっていました。
 ランナーたちは「UMEロードマラソンほど応援がスゴイ大会はない!」と言っており、またおみやげに梅やミカンをもらってとても喜んでいました。地域のことを褒めてもらって嬉しかったです。
 私は、この中芳養のことを知り始めたところです。ランニングが好きなので、走って探検し、色々な人と語らい、もっともっといいところを見つけたいと思っています。(中芳養支所管内)

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