JA紀南広報誌

2016年5月号p08-02

2016年5月号もくじ

 

◆病害虫防除  

○黒星病、すす斑病
 「南高」の青果用では、5月上中旬にスコア顆粒水和剤(3000倍・前日まで・3回以内)で、5月下旬はインダーフロアブル(5000倍・前日まで・2回以内)で防除する。薬斑は残りにくい薬剤だが、付着する可能性もあるため散布には十分注意する。
 「南高」の漬け梅用では、5月上中旬にオーソサイド水和剤(800倍・21日前まで・3回以内)、またはスコア顆粒水和剤(3000倍・前日まで・3回以内)、5月下旬にはスコア顆粒水和剤、またはベンレート水和剤(3000倍・7日前まで・1回)で防除する。なお、オーソサイド水和剤は薬斑が残りやすいため、青果用品種での使用は避ける。また、高温多雨時期に使用すると薬害が発生しやすいため注意する。

○ウメシロカイガラムシ
 4月下旬から5月上旬はウメシロカイガラムシの第一齢幼虫の発生期となる。ダイダイ色の幼虫発生のピークにスプラサイド乳剤(1500倍・14日前まで・2回以内)で防除する。
 近年幼虫の発生が早くなっているため、暖かい地域では早めに発生確認を行う。なお、高温時の防除は薬害が発生しやすいため注意する。また、近年アプロードフロアブル(1000倍・7日前まで・2回以内)の使用基準が適用拡大し、使いやすくなっている。

○コスカシバ
 コスカシバ対策としてスカシバコンLを設置していると思うが、地域によっては効果が不安定な園が見られる。そのような園では、4月下旬~5月中旬にフェニックスフロアブル(4000倍・前日まで・2回以内)を散布することで、コスカシバの密度を下げる効果に期待が持てる。 この薬剤は幼虫に対して効果が高く、長期に効果が続くのが特長だ。しかし抵抗性が付く可能性があるため、連用はなるべく避ける。また、幼虫の掘り取りを併用すると密度を下げる効果が高まる。

◆施肥(第2回目)  

 5月は枝葉の成長、果実肥大など、1年で最も成育旺盛な時期だ。結実量と樹勢を見ながら梅実肥408、またはとくとく化成460を10㌃当たり60㌔施用する。   (営農指導課・榎本雄司)

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