JA紀南広報誌

2016年5月号p06-02

2016年5月号もくじ

梅と生活習慣病の関連は  

骨粗鬆症などで専門家報告
紀州田辺うめ振興協議会  

研究で分かった梅の機能性などを報告する県立医大の宇都宮洋才准教授

 JA紀南と田辺市でつくる紀州田辺うめ振興協議会(会長=真砂充敏田辺市長)は3月23日、JAの中央購買センターコピアで「梅の食と健康・機能性研究」についての講演会を開き、専門家2人が梅の摂取と生活習慣病との関連性などの研究結果を報告した。
 同協議会は、梅と骨粗鬆症との関連性についての調査研究を県立医科大学と大阪の大阪河﨑リハビリテーション大学に委託。平成22年度から26年度に、梅生産者ら約500人を対象に骨密度や運動機能測定と、梅干し摂取と生活習慣病に関するアンケートも行った。
 県立医大の宇都宮洋才准教授は、これまでの研究から、「MRSAなどの細菌抑制、胃の免疫細胞の活性化や、抗酸化作用による動脈硬化抑制、血圧を下げる効果が分かった」と話した。骨粗鬆症予防に関しては、梅から抽出した物質が骨芽細胞の石灰化を促進するとの見方を示した。
 さらに「梅が体に良いとの言い伝えを科学的に解明しようと取り組んでいる」と述べ、食品機能性表示にも前向きな姿勢を見せた。
 大阪河﨑リハビリテーション大学の中村美砂教授は、梅干しの摂取と骨密度や運動機能に及ぼす調査結果を報告。「61歳以上の男性は週3~4個、もしくは1~2個食べる人の数値が高く、これは若い時からの摂取の積み重ねが骨粗鬆症に効くと考えられた」と述べた。
 この報告会は同日、JA三栖支所でも三栖地区の生産者を対象に開いた。

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