JA紀南広報誌

2016年5月号p06-01

2016年5月号もくじ

「梅パワーのひみつ」発刊  

歴史や機能性を漫画で紹介
産地から全国の小学校に寄贈(梅食育普及促進協議会)  

梅のことが漫画で分かりやすい「梅パワーのひみつ」

 JA紀州とJA紀南、みなべ町、田辺市でつくる「梅食育普及促進協議会(会長=久保秀夫JA紀州組合長)」は、小学生向けの学習教材「梅パワーのひみつ」(学研プラス発行、128ページ)を発刊。漫画を使い和歌山の梅の歴史や栽培、機能性を学べるもので、3月末までに全国の小学校や図書館に寄贈した。産地から講師が出向く梅の出前授業も開く。

 児童書「まんがでよくわかるシリーズ」の一つで、「梅パワーのひみつ」は114冊目。2万9000冊を制作した。
 主人公は都会に住む小学生4人。サッカーの試合中、熱中症の初期症状が出た男子に、女子が“魔法のボール”と言って差し出したのが和歌山の祖母が作った梅干しだった。興味を持った4人は和歌山に行って梅のことを調べるという話が漫画で展開されている。
 梅が持つスーパーパワー、日本文化と梅、和歌山県に行こう、梅からできる食べ物と飲み物、梅の加工場に行こう、梅のあるくらし―の6章からなり、品種や機能性、梅と日本人の古くからの関わり、栽培や加工、世界農業遺産認定の梅産地であることなどを紹介している。
 全国の国公私立小学校(養護、ろう学校含む)約2万1300校と公立図書館3200館に寄贈配布した。配布時には梅の出前授業の実施も案内し、希望のあった学校に今年7月以降に講師を派遣する計画だ。梅ジュース作り体験などを通じて、梅の魅力を全国に伝えたいという。

発刊の記者発表で久保組合長、本田組合長ら

 3月22日、JA紀州アグリセンターで発刊の記者発表があった。久保会長は「日本を代表する食文化には梅もある。子どもがこの本を読んで梅の歴史や機能性を理解し、大人になっても梅を食べてほしい。私たちも、制作を通じ、万葉集に梅の歌が出ているように梅が日本人に愛され続けているものだと最認識することができた」と話した。
 梅産地のJA紀南とJA紀州は、小学校、公立図書館の他、管内にある中学校や幼稚園、保育所にも教育委員会を通じて寄贈した。
 3月28日には、本田勉組合長が田辺市教育委員会の中村久仁生教育長を訪ね寄贈した。中村教育長は「この本で梅の歴史や文化を学ぶことで、ふるさとの良さを見つけてくれるだろう。しっかりと食育に活用したい」と語った。
 今回の制作には、JA和歌山中央会や県連、チョーヤ梅酒㈱も協力した。

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional