JA紀南広報誌

2016年4月号p13-02

2016年4月号もくじ

水稲  

◆種子の準備  

 種子の量は10㌃当たり3~4㌔が適正量である。品種の特性維持のため、2~3年に1度は種子を更新する。また、充実した種子のみを選別するため、軽い種子を取り除く塩水選を行う。水10㍑に対し食塩を約2・66㌔の塩水を作り、浮き上がってきた種子を取り除く。塩水選は素早く行い、塩水選後は塩分を完全に洗い流す。

◆種子消毒  

 馬鹿苗病やもみ枯細菌病の予防として、テクリードCフロアブル(200倍・浸種前・1回)と、シンガレ線虫に登録のあるスミチオン乳剤(1000倍・播種前・1回)を混和した薬液を用いて種子を24時間浸漬させる。消毒後は水洗いせずに浸種する。

◆種子の浸種  

 出芽を揃えるため、種子消毒の終わった種子を水に浸し、十分に吸水させる。浸種日数は通常15度前後の水温で7日程度、1日の平均水温の積算値が100度に達することを目安とする。この時、高温で浸種すると出芽の揃いが悪くなり、また、低温(10度以下)では種子消毒の効果が落ちるため、水温は10~20度の範囲内を保つことが望ましい。浸種が済んだ後は十分に水切りをする。

◆播種準備  

 稲育苗箱の消毒として、ケミクロンG(水10㍑当たり20㌘・500倍・瞬間浸漬またはジョウロ散布後、水切り乾燥)を使用し、苗立枯病の予防を行う。

◆播種  

 標準育苗日数は概ね18~22日のため、田植日から逆算して播種日を決める。播種を均一に行うことが田植えの精度を左右するため丁寧に行う。厚播きにすると軟弱な苗になりやすいため、薄播きを心がける。覆土は播種後、種子が隠れる程度にし、覆土後にタチガレン液剤(500~1000倍・播種時及び発芽後・2回以内)を散布し、苗立枯病の予防を行う。   (富田川営農室・中山皓靖)

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