JA紀南広報誌

2016年4月号p06-01

2016年4月号もくじ

梅干しスイーツ完成  

女子大生考案、商品化めざす
紀州田辺うめ振興協議会  

画像の説明

 JA紀南と田辺市でつくる紀州田辺うめ振興協議会(会長=真砂充敏田辺市長)が兵庫県尼崎市の園田学園女子大学に考案を依頼していた「梅干しスイーツ」が完成し、2月18日に市役所でレシピの贈呈式があった。上芳養の紀州石神田辺梅林で試食会も行い、観梅客から「梅干しはお菓子にも合うと実感した」との声が上がった。協議会は地元の菓子店などにレシピを提供し商品採用をめざす。

 協議会と同大学は平成13年から学園祭での梅製品販売で交流を続けている。大学には製菓や食を学ぶ生活文化学科があり、論文の課題に梅の歴史や効能を取り上げる学生もいる。
 協議会は、菓子分野での梅干しの活用を目的に25年に「梅干しスイーツ作り」の連携協定を結び、同大学の木原禎希准教授の指導で生活文化学科の学生らが試作を重ねてきた。
 完成したのは、梅ブッセ、梅タルト、梅マドレーヌの3品のレシピ。
 ブッセは梅干しパウダー入りのクリームを青ジソ入りの生地で挟んだ。タルトはクリームに梅酒の実と裏ごしした梅干しやフリーズドライの梅干しを入れた。マドレーヌは生地に青ジソとフリーズドライの梅干しを入れ、裏ごしした梅干しを表面に塗って焼いた。
 26年には同大学の学園祭、東京での催事で試験販売したところ完売するほど好評で、レシピ完成に向け弾みがついた。
 18日、田辺梅林で35セット限定の試食会があり、女性からは「梅タルトが一番、梅干しの味がしておいしかった」「ブッセはシソの葉と梅干しの塩味の調和が絶妙で、フワフワ食感も良い」などの感想が聞かれた。
 木原准教授は「塩キャラメルが流行ったように、菓子と梅干しの塩味は合うと思う。開発段階で梅肉を粉末にしてフリーズドライ化するなどの工夫をした。3品とも味や食感で個性のある物ができ、学生らも達成感を感じたと思う」と話した。
 協議会は今後、田辺市内の菓子店にレシピを提供し、商品採用の協力店探しに取り組むという。

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