JA紀南広報誌

2016年2月号p21-03

2016年2月号もくじ

つれもていこ~よ No.109  

慈尊院(九度山町)  

全国でも珍しい乳房型絵馬の奉納祈願

 平成16年7月に世界遺産登録された慈尊院は、弘仁7年(816年)弘法大師(空海)が高野山を開いた際、高野山参詣の要所として伽藍が草創され、一切の庶務を司る政所、高野山への宿所、冬期の避寒修行の場所とされてきました。
 香川県の善通寺から我が子・弘法大師を訪ねて来た玉依御前が、高野山に入ろうとしましたが、七里(28㌔)四方が女人禁制だったため叶わず、慈尊院で暮らしていたということです。
 弘法大師は、月に九度は高野山上から二十数㌔もの山道を下り母公を訪ねたため、この地が「九度山」と称されるようになりました。
 玉依御前が亡くなった後、弘法大師は母公が篤く崇拝していた弥勒菩薩座像と母公の霊を安置するため、弥勒堂を建てられました。
 以後、慈尊院は弘法大師の母公の化身とされる弥勒菩薩に「子宝、安産、育児、授乳、乳がん平癒」を願う寺院として、女性からの信仰を集めています。また、「乳房型絵馬」を奉納して祈願するという全国でも珍しい寺でもあります。
 所在地は伊都郡九度山町慈尊院832。電車は、南海高野線「九度山」駅から徒歩約20分。車では、京奈和自動車道・高野口インターから約10分。参拝時間は午前8時から午後5時まで。門前に駐車場もあります。(JA紀北かわかみ発信)

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