JA紀南広報誌

2016年2月号p12-02

2016年2月号もくじ

被災地に何かできないか  

木熟みかん贈って3年目
田辺市柑橘振興協議会  

福島に送っている温州ミカンを手に坂本紀幸部会長

 JA紀南と田辺市などでつくる「田辺市柑橘振興協議会」が東日本大震災の被災地、福島に木熟みかんを贈り始めて3年目を迎えた。被災地を見た生産者が「産地も何かできないか」と思って行動に移した。平成27年12月には、いわき市の市場を通じ20ケース(10㌔入り)を送り地元の幼稚園に配られた。
 贈っているミカンは、田辺市芳養町の生産者86戸で組織するJA紀南田辺みかん部会の「早生温州ミカン・超特選」。贈呈を仲立ちする福島県いわき市の卸売会社・平果とJAは、JA合併以前から30年以上の取り引きの歴史がある。
 27年11月まで9年連続で福島を訪問してきた協議会副会長で田辺みかん部会長の坂本紀幸さんらが震災後に訪れた際、復興ままならない様子を見て、協議会に取り組みを提案し平成25年から贈り始めた。
 1、2年目は市内の小中学校に配られた。協議会には、子どもたちから「甘くておいしいミカンをありがとう」「感謝の気持ちを忘れず頑張ります」といった言葉や絵が綴られた手紙が届いている。
 坂本部会長は「市場とは長い付き合いによる絆で結ばれている。福島の子どもから届いたお礼の手紙を見ると、心に響くものがある」と話している。
 同部会のミカンは年明けは「越冬木熟みかん」として東日本を中心とした市場に出荷し、2月下旬まで続く。平成27年産は1100㌧の出荷量を計画している。

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