JA紀南広報誌

2016年2月号p12-01

2016年2月号もくじ

梅干し以外の加工に期待  

「橙高」の実証園を設置
県とJA紀南  

JAの営農指導員と苗木を定植する石神泰さん

 和歌山県とJA紀南は平成27年12月15日、梅の新品種として期待される「橙高」の実証園を、田辺市上芳養に設置した。
 「橙高」は、「南高」とみなべ町の在来種「地蔵梅」をかけ合わせたもので、県うめ研究所が育種し、平成21年に品種登録された。果皮、果肉がともに橙色に色づくのが大きな特長だ。
 老化抑制などの健康効果が高いといわれるβカロテンが多く含まれ、完熟した果実では「南高」の約6倍あるとされる。現在田辺市やみなべ町の約2㌶で、約200本が栽培されている。
 県とJA紀南は、「橙高」を使った加工食品の開発に取り組んでおり、その一つとして、鶏卵を使わない「マヨネーズ風ドレッシング」の商品化を目指している。βカロテンの機能性に加え、卵アレルギーを持つ消費者に対し、代替商品としての需要を見込んでいる。
 実証園の設置は、加工品の原料確保のほか、品種を地域に普及させることも目的。梅農家、石神泰さんの4㌃の園地に、県やJAの営農指導員ら11人が、苗木48本を植え付けた。
 園地を提供した石神さんは「梅干し以外の用途を見込める『橙高』には、大いに期待を寄せている」と話す。
 県とJA紀南は定植後3、4年での成園化を目指す。

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