JA紀南広報誌

2016年12月号p22-01

2016年12月号もくじ

こもれび  

人とのつながり
藤原 久惠 (白浜町)  

 ふとしたきっかけで出会った彼女とわたしは友達になりました。
 そんな時、義母が入院していたので、わたしは家事をしながら義母のお世話をしなければならず、病院と家を行ったり来たりの毎日で、時間に追われる日々を過ごしていました。これをしてから、あれもして…など、いつもしなければならないことばかり考えていました。
 そんなわたしに、彼女は「あまり頑張りすぎると疲れるよ。もっと自分の時間をつくったらいいのに…」と、いつもそう言っては励ましてくれました。私はその言葉に、頑張らなければという気持ちと、疲れ切っていた身体を救われました。
 彼女に出会ってから数カ月がたったある日の夜、病室のドアを開けると大きな箱が置かれていました。
 箱を開けてみると、中にはポット、コーヒーカップに手紙が添えられていました。すっと涙があふれ出して止まらなかったこと、ものすごく嬉しかったことを思い出します。
 そんな彼女の思いやりがあったからこそ、何事も一歩一歩乗り越えられてきたのだと感じています。人と人とのつながりはいつどこで始まるのか自分自身もわかりません。
 今、私は女性会の白浜支部で副支部長を務めさせてもらっています。活動は支部の活動から始まり、白浜ブロックの活動、それに田辺から串本までの会員さんが集まる活動、県内の女性会の活動まであります。
 年に数回の活動でしか出会わない人も大勢いますが、顔を合わせば近況を報告し、見当たらなければどうしたのかと心配にもなります。
 副支部長になって、たくさんの活動に参加したことによって、わたしは女性会でも多くの人とつながりが生まれました。
 十人十色…。昔からよく言いますが、本当にそのとおりだと思います。地域、年齢、環境によってみんな個性豊かです。でもわたしは、そんな人たちとのつながりで、自分の心も豊かになったような気がします。
 人を励まし人に励まされ、人を支え人に支えられながら、わたしたちはつながりを深めていくのだと思います。
 わたしがあの時、彼女からもらった気持ちを多くの人に感じてもらえるように、これからもさまざまな出会いや交流を通じ、多くの人と関わり合いながら、人とのつながりを大事にしていこうと思います。
   (白浜支所管内)

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