JA紀南広報誌

2016年12月号p08-01

2016年12月号もくじ

ミカン  

◆木熟みかんの収穫  

 木によって品質に差が出るため、収穫前に品質のバラツキを極力少なくするため、果実分析や食味確認を行い、果実内容の良い物から2~3回に分けて収穫する。
 また、収穫時に生じた傷などが、腐敗発生の原因となるため、果実の取り扱いには十分注意する。

◆出荷予措  

 出荷予措は、収穫後の品質低下や腐敗果の発生を抑制するために行う。特に収穫前、降雨が続いたり、強風が吹いた場合は、確実に予措を行う必要がある。コンテナは7分程度の軽めに詰め、コンテナの間隔を広げて風通しを良くし、直射日光の当たらない場所で約3%減量を目安に数日置く。

◆樹勢回復対策  

 マルチ被覆園や木熟出荷園は木への負担が大きく、毎年安定して結実させるためには、収穫後の樹勢回復対策が重要だ。収穫が遅くなれば施用時期も遅くなる。12月は地温も下がるため樹体への吸収も効率が低下する。
 そのため、できるだけ気温の高い時期に、千代田化成などの即効性肥料を10㌃当たり80㌔を目安に施用する。また、窒素系葉面散布剤(尿素・あさやか等)の500倍を暖かい日を選んで7~10日間隔で3回程度散布する。

◆機械油乳剤の散布  

 冬期の機械油乳剤95(45倍・冬期)の散布は、ヤノネカイガラムシやハダニ類など越冬病害虫に安定した効果がある。散布は比較的暖かく好天が続く日を選ぶ。樹勢の弱い木は落葉を助長させる恐れがあるため散布を避ける。2月に花芽分化の時期を迎えるため1月中旬までを目途に散布する。
 なお、中晩柑類は、できるだけ着色した園から散布を行い、袋掛けをする品種では、散布後10日以上を経過してから袋掛けをする。   (中央営農室・佐藤健一)

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