JA紀南広報誌

2016年10月号p05-02

2016年10月号もくじ

きずな  

常務(生活本部長)串 保夫
世界一貧しい大統領の話  

 南米の小さな国、ウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカさんに関する記事が昨年の「家の光」12月号に掲載されていましたので、紹介させていただきます。
 ムヒカさんの住むウルグアイは、天然資源に恵まれ、国民は300万人ほどですが、世界でも最上級の牛が1300万頭、ヒツジは800万から1千万頭、食べ物の輸出国で、国土の9割が肥沃な平原です。
 大統領時代から公邸には住まず、田舎の小さな家(部屋数3部屋)に奥さん、愛犬と暮らしており、農家として生活し、車は友人からもらった1987年製のフォルクスワーゲン、給料の9割は、恵まれない人のために住居を作る慈善団体に寄付をして、くたびれた背広を着用していることから、“世界一貧しい大統領〟と呼ばれるようになったそうです。
 そんなムヒカさんは、2012年、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された国際会議で、世界の経済情勢などについてスピーチしました。
 その内容は、富裕な西洋社会と同じ消費を世界の70億、80億の人ができるほどの資源がこの地球にあるのか、このような過酷な経済競争で成り立つ社会で団結とか共存同栄とかを語り合うことはできるのか?と問いかけています。
 ムヒカさんは、「発展とは幸福を阻むものではなく、人類の幸福のためにあるもので、愛情、人間関係、子どもを育てること、友だちを持つこと、そして最低限の物を持つこと、そうしたことのために発展はある。また、人間にとってもっとも大切なのは幸福で、地球環境のために闘うのであれば、人類の幸福こそが、その〝カギ〟だということを忘れてはならない」と訴えています。
 また、貧しい人とは、物やお金を持っていない人ではなく、決して満足しない人のことだとも話されています。
 ムヒカさんの記事を読み、今の自分自身を考えさせられた良い機会になったと思っています。
 家の光誌は、農業に関する記事だけではなく、さまざまなジャンルの記事が掲載されていますのでご購読願えたらと思います。

JAのスポーツ大会を通じて  

 ところで私の担当する生活本部のふれあい課では、次世代を担う子どもたちの健全育成と、スポーツを通じてのJA活動への理解と参加促進を目的に各種のスポーツ大会を開催しています。
 その一つとして、7月20、21、30日の3日間、第14回「JA紀南旗争奪ちゃぐりん学童野球大会」を開催しました。
 いつも、子どもたちのプレーを見て思うことは、一個の白球に向かってベンチの選手も含め全員が一つになり、一生懸命プレーをしている姿に勇気をもらい、改めて力を合わせ協力することの素晴らしさを感じ、清々しい気持ちになることです。
 スポーツを通じて、大切な友人ができることや、指導者やご家族の皆さんの温かい応援があること、それに感謝する気持ちを持つこと、これらの経験は、ムヒカ前大統領が説く「人間にとって一番大切な幸せ」を育むものだと思います。
 JA紀南では、各種スポーツ大会やイベントを通じ、今後も組合員や地域の皆さんにJAの理解促進を図ってまいりますので、ご理解、ご協力とご参加をよろしくお願いします。

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