JA紀南広報誌

2015年9月号p24-02

2015年9月号もくじ

健康百科 第113回  

ダニとアレルギー  

 アトピー性皮膚炎、ぜんそくのような咳が続く、目のかゆみ、鼻水が出るなどの症状はありませんか。これはアレルギー症状といって、家の中に住むダニによって起こることも多いのです。
 アトピー性皮膚炎やぜんそくを起こすダニは、刺して血を吸うダニとはまったく別で、チリダニという種類です。そのふんと死骸が抗原となってアレルギーを起こすのです。
 ダニの栄養源は、ヒトや動物の体から落ちるフケやあかです。従って人が住む限りダニをなくすことはできません。さらに室内に動物がいると繁殖は倍加されます。
 最近の住宅は、ダニの生育には好都合な温度と湿度になっていますので、ダニはじゅうたん、布団、枕、ぬいぐるみ、布製ソファ、畳などの中に潜って産卵し、生育します。
 室内のダニを減らすには、真っ先に布団から行う必要があります。熱でダニを死滅させるには、60度で1時間の処理が必要です。天日干しや布団乾燥機でもある程度効果がありますが、熱の届かない裏側にダニは逃げ込んでしまうので、死骸やふんを取り除くためには、丹念な清掃が勧められます。
 通常、ダニは掃除機に吸い込まれたときの衝撃で大部分は死んでしまいますが、粉々になったダニの死骸や排せつ物は、クリーナーを通り抜けて、室内にばらまかれてしまいます。そのため、掃除機には排気循環式や目の細かいフィルター付きの掃除機などを使用することが望ましいでしょう。
 その他、ダニを減らす方法としては、室内に洗濯物を干さないこと、鉢植え植物を置かないこと、じゅうたん、ソファ、ぬいぐるみなどを避けること、動物を飼わないことなどが大切です。

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