JA紀南広報誌

2015年9月号p06-01

2015年9月号もくじ

中家会長、ミラノ万博へ  

シンポのパネラーとして参加
JA紀南の取組みも紹介  

国際協同組合同盟(ICA)のポーリン・グリーン会長と共に

 JA全中副会長(JA和歌山中央会会長)を務めるJA紀南の中家徹会長が7月、イタリアで開催中のミラノ国際博覧会(万博)にあわせて開かれた協同組合シンポジウムのパネルディスカッションに参加し、家族農業を中心に組織するとともに、地域のインフラ機能を支える日本の協同組合の特長を紹介した。梅加工事業などJA紀南の取り組みもアピールした。

 シンポジウムはミラノ万博に合わせ、国際協同組合同盟(ICA)、国際連合食糧農業機関(FAO)、イタリア協同組合総連合とJA全中が主催。12日から14日にかけて、協同組合の持続可能な発展や飢餓のない世界の実現に向け、5つのテーマでパネルディスカッションがあった。
 中家会長は初日の「農協=農業生産の拡大と多様性の促進のため、家族農業と地域社会を支える」をテーマにしたディスカッションに4人のパネリストの一人として参加した。
 中家会長は写真を見せながら、日本に679のJAがあり、総合事業を行っていること、地域住民がJAを利用する准組合員が増えていることなどを紹介。
 地元、JA紀南の取り組みも織り交ぜ、農産物に付加価値を付ける梅加工事業、残留農薬検査やISO9001認証取得、新鮮・安心な直売所の展開、地域に向けての農業塾や農業体験、女性会活動による助け合いなど、農業振興や地域貢献の事例を語った。またJA紀南の梅加工製品10種類も持参してPRした。
 ICAのポーリン・グリーン会長が提起するアクティブ・メンバーシップ(協同組合は組合員のもので、組合員の積極的な事業・活動への参加が必要という考え方)に共感するとし、「我がJAという意識が少なくなっているのも事実で、組合員の意思反映や運営参画を強化したい」と強調した。
 会場から、JAの准組合員制度や系統3段階に関すること、世界の食糧確保が問題になる中、日本の食料自給率の低さや膨大な食料廃棄の問題解決を提起する意見も出たという。
 海外でのシンポジウム参加を通じて会長は「協同組合は世界で高い機能を果たしており、改めて世界の協同組合が連携せねばと思った。食べ物を生産する農家を国が維持すべきという各国の意識も痛切に感じた」と話している。

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