JA紀南広報誌

2015年5月号p16-03

2015年5月号もくじ

コラム  

オール近大の力
営農本部 林 行則  

 近畿大学の一般入学試験の志願者数が2年連続で全国1位になった。志願者数は、教育界では、大学の人気、経営状態を示す重要な指数だ。近大は2014年度の志願者数は10万5890人、今年はさらに増えて11万3535人となった。
 大阪駅近くのグランフロント大阪に近畿大学水産研究所という完全養殖の“近大マグロ”を食べられるレストランがオープンし、2号店を東京銀座にオープンさせたこともある近畿大学。一番大事なのは、職員、教員だけでなく、学生、卒業生のみんなが「近大」が大好きで、近大のためにと考えることにあるのではないか。
 50を過ぎた私だが、数年前、誰でも自由に入ることができる近大のオープンキャンパス(入学者募集のための説明会)に行ってみた。
 学生ボランティアは、学内の案内やイベントに、とにかく熱心で、親切で、真面目。その姿勢は、生駒祭(学園祭)でも同じだった。
 私は模擬店で買った物を食べ終わりゴミ箱を探していた。買った店とは別の店の学生が声をかけてくれ、その店のゴミ箱に持ち帰った。これが、今どきの学生か? 各店で協力しないと学内が汚れ不快感を与えるからだという。
 入学式をプロデュースする「つんく♂」、5年前の事件で廃部となったボクシング部を再建する赤井秀和総監督も近大の卒業生だ。
 今では有名な近大マグロは、水産学科の学生が育て、メニューは食品栄養学科で考案、器は文芸学部芸術学科が担当し、企業に勤める卒業生も応援したそうだ。
 店のキャッチコピー、店のデザイン、経営面全てを「オール近大」で作り上げている。私の学生時代は「バンカラ大学」のイメージだった近大が、今では女子大生が3割を超え、綺麗で、優しい大学へと生まれ変わっている。
 よく「今どきの若い者は」との言葉を耳にするが、今どきの学生が中心となって作り上げたブランド力、日本一の人気がある。
 進学と言えば東京方面へと行くが、今は近大への流れができた。今どきの……に負けてはいられない。今年はわかやま国体の年でもある。日本一の「おもてなし」、日本一に「ブランド力」を作り上げねばと心を新たにさせられた。

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