JA紀南広報誌

2015年2月号p18-01

2015年2月号もくじ

こもれび  

縁あってこの地へ
田嶋 壽子(田辺市上芳養)  

 主人が家業の農家を継ぐことになり、上芳養に住んで8年が経ちます。最初に来た時は、「どこまで行けば家に着くのだろう…」と思ったことを覚えています。
 大阪出身の私ですが、父親の故郷は串本町和深。夏休みになると田舎に遊びに出かけ、いつも夜中に到着です。車から降り満点の星空の下で流れ星を数えるのが楽しかったです。今住んでいる上芳養も夜空が近くに見え、四季折々の星座を眺めて楽しんでいます。
 串本の田舎では、川で泳いだり、沢ガニを捕まえては餌にしてイガミを釣りに行ったり、海では岩場から飛び込んだり、潮溜まりで魚やヤドカリを捕まえて遊びました。そんな私が、縁あって和歌山の地で暮らすことになるなど想像もしておりませんでした。
 こちらに来るまでは移動と言えばチャリンコ(自転車)で、8㌔程度の道のりでも平気で、子どもを乗せて買い物に出かけていました。しかし、さすがに上芳養からは無理かと思い、ペーパードライバーだった私は猛練習をした結果、今では不自由なく田辺の街に出かけています。
 地域の人たちも優しく受け入れてくださり、今では主人の地元なのか私の地元なのかわからないくらいに馴染んでいます。
 4〜5年前、近所の方のお誘いでJAのフレッシュミズクラブに加入し、さらに交流の機会も増え、いろいろな体験をしています。
 先日は「多肉植物の寄せ植え」の講習がありました。水も時々あげる程度でよく、お世話が楽と言うことで、私にピッタリだと思い参加してみることに…。
 3種類の多肉植物をバランスを考えながら小さな容器に配置し、根っこをほぐしながら土を入れて安定させます。最後は季節感のあるオーナメント(装飾品)で飾りつけ、イメージ通りのものが完成! 
 「短時間でこんな素敵なものが出来たんだなぁ…」と出来映えに満足していたのですが、しばらく眺めているとなにやら違和感が…。
 「あっ! 容れ物の向きが違っている!」。やってしまいました。容器と植物の向きを間違えてしまいました。クルクルと回しながら何度も見てみたのですが、やはりおかしい。
 ガッカリしていると、メンバーの方が「容器の両側からスコップを挿して、植付けを回転させてみたら?」と助言してくれました。
 幸いにも鉢植えが丸型だったのでチャレンジしてみると、クルッと綺麗に回り、大成功! 改めて見直してみると、容器にバッチリ収まり、2度目の完成です! 
 終わった後のお茶も美味しく飲めました。自分のそそっかしさを再認識するとともに、助言をくださったメンバーの方に感謝です。
 一人では気づかないことでも、仲間がいれば色々な面で支えてくれます。これからもたくさんの出会いと体験を大切に、第二の故郷となった紀南地方の良いところを見つけていきたいと思います。
  (上芳養支所管内)

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional