JA紀南広報誌

2015年2月号p08-01

2015年2月号もくじ

ミカン  

◆隔年結果の是正
 早生ミカンは、園地や木による年ごとの着果のバラツキが年々目立ってきている状況だ。28年産にミカンを着果させるため、表年の27年産で隔年結果の是正対策に取り組もう。

◆土づくり

○有機物の施用
 毎年、ミカンの安定した品質と収量を保つには、樹勢を維持し、多くの新しい細根をつくり、根の活力を高める土づくりが重要となる。そのため有機物や石灰資材等の施用で土壌改良を行おう。
 有機物の施用は土を軟らかくし、通気性を高め、養水分の保持力を高める。特にマルチ被覆園やフィガロン散布園等は、土づくりを怠ると根の回復が遅れ細根量が少なくなり、樹勢が低下して隔年結果を助長する恐れがあるため、バーク堆肥、アヅミン、ハイフミン特号A等の有機物を施用しよう。

○客土
 降雨等によって株が根まで見えてきているような箇所や樹勢が弱ってきている場合は客土を行う。
 ただし、樹冠一面に厚く客土(3㌢以上)すると根が窒息して樹勢が弱くなる場合があるため、まばらに薄めに行うようにする。

◆密植園の間伐
 密植園では樹姿が立ち気味になり、日当たりが悪いため果実品質の低下や、着色不良果が発生しやすい。また、下枝やふところ枝は日照不足で枯れ枝が多くなり黒点病の感染源となったり、防除効果が低下して病害虫の発生原因になったりする。
 一方、独立樹だと、日当たりが改善され着果量と秀品率が増え、摘果や収穫等の作業が効率的にでき、防除効果が増すといった利点があるため、密植園の解消が必要となる。
 なお、間伐による減収を少しでも抑えるため、間伐予定樹を徐々に切り縮める縮伐をうまく組み合わせた園地づくりに取り組もう。

◆剪定
 27年産の早生ミカンは、結果母枝が多く全般的に表年と予想されるため、寒風害の心配のない園から早めに剪定に取り掛かり、予備枝の設定も行おう。
  (三栖谷営農室・栗栖昌央)

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