JA紀南広報誌

2015年12月号p17-02

2015年12月号もくじ

編 集 記  

■このところ、鳥獣害に関する取材が度々ある。11月号では、「県鳥獣害対策会議」の講演を取り上げた。記事の中で現在、日本の森林は、回復基調かつ飽和状態にあるとの見解を紹介した。私たち現代人は、つい昔の方が自然豊かだったのだろうと考えがちだが、実際は近世から近代にかけて、あらゆる資源を、建材や燃料として山や森から奪い取ってきたのだという。なるほど、江戸時代の浮世絵に描かれた山々は、確かに寒々しい裸山の描写が多い。かつて失った自然環境の回復は喜ばしいことだが、このまま拡大が続けば人の生活圏すら飲み込まれてしまうのではないか…。山林王国・和歌山に暮らす者として今後も注視したい。(池辺)

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