JA紀南広報誌

2015年12月号p16-03

2015年12月号もくじ

コラム  

農協人として
上秋津支所長 丸山 芳彦  

 農協に就職して31年、いろいろ経験させていただいた。金融窓口から始まり、渉外、LA、貸付担当、現在の上秋津支所長、そして、まさかの単身赴任まで…。
 そんな中で農協の環境も様変わりし、平成15年の合併、私が初々しくスタートした秋津川支所も支所機能再編により秋津川店として存在している。
 現代社会に目を向ければ、TPP問題に始まり農協改革、テロ、安保法案と、激流のごとく変化している。一方、自然に目を向けても、今年9月に関東・東北地方を襲った豪雨災害、忘れられない紀伊半島大水害など、異常気象による災害が頻発している。
 地球全体が大きく変わってきている。「こんな世の中に誰がした」と叫びたいくらいに思うのは私だけだろうか。
 実際、私自身もう少し若ければ声を大にして叫ぶこともできたことだろうが、私もまた年齢という現実がある。50歳に近づくと気持ちに勢いがなくなり、「痛風」持ちになった。これも変化である。
 それでも、脈々と時は流れて環境は変化していくもので、その変化に対応していく力をつけていくしかないと考える。後進に自身の背を見せ、農協人としての活路を示したい。
 古き良き時代、「農協さん、後で家(うち)ちょっとよってよ」「今日は飲むか」など、一昔前は、普通に交わされていた組合員との会話も大変少なくなった。なんだか寂しく感じる。
 農協と組合員や利用者の皆様との関係が希薄になったと言われても仕方がないが、何かの縁。
 農協人としてスタートしたこの土地で、自身のこれまでの経験を活かして、地域住民との心の通った本物のつながりを、このメタボの腹を揺らしながら、もう一度取り戻したいと思っている。文才の無い私のひとりごとである。

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