JA紀南広報誌

2015年11月号p08-01

2015年11月号もくじ

管内初のマッシュルーム  

12月出荷めざし植菌作業
田辺市秋津川・大沢利朗さん  

画像の説明

 【中央営農室】秋津川地区で管内では初の試みとなるマッシュルーム栽培が始まった。9月25日、生産者大沢利朗さんの施設でJA指導員、県職員ら3人が植菌作業を行った。
 農閑期の冬場の収入に繋がり、若年層からの需要も見込める作物はないかと模索を続け、今年初めてマッシュルームづくりに乗り出した。
 栽培方法は、県林業振興課から指導を受け、JAも、苗床づくりのアドバイスや幼菌の取り寄せを行った。
 栽培施設の植菌作業では、雑菌の混入を防ぐためアルコールで手を消毒し、ゴム手袋をはめて、苗床に幼菌を混ぜ込んでいった。
 植菌後、10日から2週間で菌糸が根を張り、上から覆土する。順調に生育すれば70日ほどでマッシュルームが顔を出すという。収穫は12月下旬から2月頃を予定している。
 植菌に先立ち、苗床づくりは8月から行ってきた。稲わらやケイントップ(サトウキビの絞りかすを固形化した資材)などを混ぜ込んで発酵させた。発酵過程で土壌温度は70度に達し、大沢さんは「近づくと熱気が感じられるほどで、夏場は大変だった」と話す。
 出荷先は直売所「紀菜柑」などを考えている。「初めてだが、JAや県の協力でできた。出来が良ければ、蓄積したノウハウを他の生産者にも伝えたい」と大沢さんは話している。

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