JA紀南広報誌

2015年10月号p13-02

2015年10月号もくじ

新系統の育成に期待の目  

農業試験場で研修に参加
稲成イチゴ研究会  

新系統のイチゴを視察する生産者ら

 【中央営農室】田辺市の稲成、芳養地区の生産者でつくるJA紀南稲成イチゴ研究会(楠本健治会長)は8月11日、紀の川市の県農業試験場であったイチゴ栽培技術研究会に楠本会長ら3人が参加した。
 研修会はイチゴの品種知識の充実や栽培技術の向上が目的で、県内の生産者やJA、県農関係者など約90人が集まった。
 研修では、高収益を目指したイチゴの育苗、栽培技術として岡山大学大学院の吉田裕一教授の講演を聞いた。吉田教授はイチゴ栽培で重要な点として、炭酸ガス、日光、堆肥の施用をあげ、特に日光は糖度、収量に大きな影響があり、施設栽培ではビニールの光の透過率が年々低下するため、使い古さず適度に交換することが必要との説明があった。
 試験圃場の視察もあり、新系統の育成などで試験場の研究員から説明があった。和歌山オリジナルの品種「まりひめ」については、高糖度で食感がよく、市場からも好評だが、反面、炭疽病に弱いことが課題となっている。このため試験場では炭疽病に強い「かおり野」と、高品質の「こいのか」「さちのか」「まりひめ」を交配させてより強い品種を選抜しているとの説明があり、「まりひめ」をつくる紀南の生産者らは、期待の目を寄せていた。(中央営農室・川上順子)

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional