JA紀南広報誌

2015年10月号p12-02

2015年10月号もくじ

富を分け合う仕組みを!  

地域の6次産業化で講演
西牟婁農業士会連協など  

 「第24回SUN・燦(さんさん)紀南農業者の集い」が8月24日、田辺市内のシティプラザホテルであり、東京の「キースタッフ」・鳥巣研二代表取締役が「農産加工開発のポイントと地域農業の発展」をテーマに講演した。
 集いは西牟婁地方の農業士会、4Hクラブ、生活研究グループの各連絡協議会でつくる実行委員会の主催。多くの女性を含む生産者と県市町、JA関係者ら約120人が参加した。
 鳥巣代表は「6次産業化と言えば、梅はその最たる物だろうが、いま全国の実態は、本来は農家が生き抜く経営手法だったのに、国の補助金を受けるためになっていないか」と述べ、地域レベルでの6次産業化を提唱。「地域の農家、加工業者、流通・販売の3者が富を分け合える仕組み作りが必要だ」と訴えた。
 農産加工を進めるにあたっては、「時代のトレンド(潮流や流行のこと)をメディアのほかデパ地下、レストラン等に至るまで、様々なルートで読み取ることが有効だ」とした。
 今の食品業界では、菓子やドリンク類が好調で、スィーツやドリンク、ゼリー、ジャム、スムージーなどの加工に地域色を出して取り組むことを求めた。
 「農産加工や直売所は、買い叩きという大手流通企業の餌食にならない生き残りの手法だ」と言い切る鳥巣代表の話に参加者は聞き入っていた。

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