JA紀南広報誌

2014年8月号p13-01

2014年8月号もくじ

花木  

◆病害虫防除  

 夏にかけて病害虫の発生が多い時期となる。害虫類は発生初期の防除と、病害が拡大する前の予防散布を行う。特にビシャコの輪紋葉枯病は近年発生が多く、落葉被害の著しい園が見られる。薬剤散布だけでは十分な防除効果が上げられないため、密植園では間伐等による通風条件の改善や、罹病葉・枝の園外への持ち出し等の耕種的防除に心がける。

○グンバイムシ
 春から夏にかけて年3回発生する。被害葉にはカスリ状の白斑が現れる。ハダニ類の被害に似ているが、葉裏には黒いヤニ状の排泄物があるため区別できる。防除は、発生初期に葉裏に集中的にスミチオン乳剤(1000倍・6回以内)を散布する。また、枝を間引くなど風通しを良くしておく。

○炭そ病(サカキ・シキミ)
 春から夏にかけて発生が多く、葉に縁が褐色で中が灰白色の円形の病斑を生じる。防除は、発病初期に薬剤散布を行う。また、不要な枝は切って風通しを良くする。剪定した枝は、伝染源になるため焼却処分する。

○輪紋葉枯病(ビシャコ)
 炭そ病と輪紋葉枯病の病斑は見分けが難しい。いずれの病気でも発生初期にトップジンM水和剤(1500~2000倍・5回以内)の散布で対応する。
(中央営農室・尾野敏之)

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