JA紀南広報誌

2014年6月号p24-02

2014年6月号もくじ

健康百科 第98回  

パソコンと目の健康
佐久総合病院名誉院長/松島松翠  

 仕事や個人でパソコンを長時間使う人が増えていますが、そのため目が疲れる、目が刺激される、ぼやけて見える、首や肩が凝る、手や腕が痛む、ということが多いようです。
 これには、一つはパソコンの位置といすの高さがまず関係します。パソコンの位置が高いと、上方視することになり、これは目が疲れます。なるべく下方視ができるように、パソコンの位置も机の高いところには置かず、少し低いところに置くことを考えてください。
 次に大切なことは、作業時間と休止時間の取り方です。望ましいやり方は、1日のパソコン作業時間は4時間を超えないようにすること。また1回の連続作業時間は、50分を超えないようにし、50分ごとに少なくとも作業休止時間を10分取るというものです。
 一般に、近視ならば余計に目が疲れるだろうと考えがちですが、近視は近くを見るのに適した目ですから、パソコンなど近くを見る仕事は、むしろ近視の人に適しているといえます。パソコンの画面を見る仕事なら、視力が0.2~0.3くらいまでの人なら、眼鏡やコンタクトを外して仕事をした方が、楽だといえます。
 コンタクトは長時間の使用には不向きなので、仕事中は眼鏡、アフターファイブはコンタクトというふうに使い分けて、目の負担を軽くすることも考えてください。
 目の疲れが続く場合、医学的な対処方法としては、角膜の表面をなるべく乾かさないために、「人工涙液」の点眼が行われます。これには防腐剤(ホウ酸)入りのものと、入っていないものがありますので、医師に確認してから使用してください。

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