JA紀南広報誌

2014年5月号p28-02

2014年5月号もくじ

健康百科 第97回  

生活習慣病を防ぐ食べ物
佐久総合病院名誉院長/松島松翠  

画像の説明

 生活習慣病には、がん・高血圧・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病などがあります。まず、がんを防ぐ食べ物としては、野菜と果物をしっかり取ることが基本です。野菜や果物には食物繊維やビタミンなどが多く入っていて、多く取る人ほど食道がんや胃がんの危険度を下げます。
 漬物や塩蔵食品(塩蔵たらこ)など高塩分の食材は、胃がんの危険度を上げますので控えめにします。また赤肉(牛、豚、羊の肉)、加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)の大量摂取は、大腸がんの危険度を上げますが、毎日でも1日100g以内なら問題ありません。逆に肉類が不足し過ぎると血管が弱まり、脳出血などの危険度を高めますので、適切な量を取ることが重要です。
 肉や魚のタンパク質を焼いてできる焦げには、発がん物質が含まれていますが、極端に多く食べなければ問題はありません。唐辛子など辛味の強い食材は、現状ではがんの危険度と関係ありません。
 それから食事ではありませんが、喫煙は肺がんをはじめほとんどのがんの危険度を高め、また過度の飲酒は肝がん、大腸がんなど多くのがんの危険度を高めます。たばこは受動喫煙にも注意し、飲酒する場合は日本酒換算で1日1合程度にとどめます。
 高血圧症、脳卒中の予防には、何といっても塩分の制限が必要です。日本人は塩分を好む傾向にあるので、自分ではそんなに取っていないつもりでも、実際はかなりの量を取っています。今の3分の2ぐらいにするつもりで努力してください。
 糖尿病については、いつも食べ過ぎに注意し肥満にならぬよう努力するしかありません。

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