JA紀南広報誌

2014年5月号p14-04

2014年5月号もくじ

収穫の作業効率も向上  

イチゴ高設栽培に挑戦
田辺市稲成町・宮本誠士さん  

画像の説明

 【中央営農室】田辺市稲成町の宮本誠士さん(26)は、父の代から続いてきたイチゴのハウス栽培を、平成25年産から腰ほどの高さで栽培する高設方式に切り替え、収穫などの作業性が向上した。
 イチゴの高設栽培は約1㍍の高さに設置したプラスチック容器に入れた耕土で栽培する。収穫や管理作業で腰をかがめることがないため体が楽と、全国的にも増えているが、紀南管内での取り組みはわずかだ。父の正信さんが「家族のために!」と一念発起し、11㌃のハウスを昨秋建設した。
 肥料(液肥)や水は灌水チューブで施し日照センサーによる自動式。耕土が地面に接していないため地温維持にはボイラーで温めた温湯をパイプで流して熱を保つ対処も取り入れた。これも温度センサーによる自動式で、施設に導入した機械・機器は多くの部分で労力軽減につながっている。
 栽培品種は和歌山県の推奨品種でもある「まりひめ」で、12月中旬から収穫を初めており、今年5月下旬まで続く。10㌃当たり3㌧の収量をめざしている。
 「初挑戦の栽培を軌道に乗せたい」と、宮本さんも株や花、実の状態、温度や液肥の残量の確認と、ハウスに足繁く通っている。糖度の維持のための液肥の施用などにも試行錯誤しており、カニ殻有機の株間への施用も試みている。

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