JA紀南広報誌

2014年5月号p06-02

2014年5月号もくじ

“梅干し食”でインフル予防  

学生・梅農家ら117人で調査  

画像の説明

 田辺市とJA紀南でつくる紀州田辺うめ振興協議会(会長=真砂充敏田辺市長)は、梅干しを食べてインフルエンザ予防をはかろうと、県内外の料理教室生や大学生、地元梅農家ら117人のモニターが1日2粒の梅干しを50日間食べて、体調管理面での効果を調査している。
 モニター調査は、体調維持とインフルエンザや風邪予防のため、梅干しをより多くの人に食べてもらい梅の機能性をPRするのがねらい。3月末まで食べた結果をアンケートに記入してもらい、それを分析する。
 モニターは田辺市外では東京の料理教室参加者29人、和歌山信愛女子短期大学の学生・職員32人、市内は梅生産者56人。市外モニターは塩分7%の調味梅干しを食べ、梅生産者は自宅の梅干しを食べた。
 調査票には、3月末までのインフルエンザや風邪の罹患の有無、体重・腹囲の変化、疲労・肩こり・目覚めなどの体調変化を記入することにしている。
 参加者の一人で信愛女子短期大学の切通理恵さん(19)は「梅干しはあまり食べていなかったが、梅干しを食べると食事が進み後味がスッキリするだけでなく、梅パワーで元気に過ごせている気がする」と話している。
 同会の「梅干しを食べようモニター」は平成22年度から取り組み、今回が3回目となる。22年度のダイエット効果調査では7割が「体重・腹囲が減少した」、23年度の夏バテ予防調査では約7割が「夏バテに効果があった」と答えた。
 同会の事務局で田辺市梅振興室の山崎真寛主任は「冬はインフルエンザ予防、夏は夏バテ・熱中予防と、梅が持つ多くの機能性を“梅干し食”で発揮することにより、梅のある日本型食生活を広く推進していきたい」と話している。
 同会は昨年11月、和歌山信愛女子短期大学への委託研究で、梅干しの製造時に発生するポリフェノールにインフルエンザの増殖抑制・消毒作用を発見したとの結果を発表したばかり。JA紀南では今後、梅酢ポリフェノールの効果検証を臨床試験で明らかにし、実用化を目指している。

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