JA紀南広報誌

2014年5月号p05-01

2014年5月号もくじ

木熟みかん、晩柑を輸出  

シンガポールのスーパーで販売  

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 JA紀南は平成25年度、JAグループを通じてシンガポールへのかんきつ類の輸出に取り組んできた。現地のデパートに並んだ木熟みかんなどの味の評価は良好。船舶輸送時の品質保持等の課題はあるが、農産物の販路開拓に向け、加工品も含め輸出のノウハウを蓄積したいと考えている。

 JAグループのJA全農では輸出推進の専門部署を設け、国内各産地の農産物や加工品の輸出拡大をめざしている。JA和歌山県農も、平成25年度の輸出取扱高は1億2000万円を見込んでおり、26年度は約1億5000万円の目標を掲げているという。
 JA紀南では25年度、昨年12月と今年1月に木熟みかんを、3月にはデコポンなどの木熟晩柑を輸出用として出荷した。4月にも2回の出荷を予定し、今シーズンの輸出数量は約1㌧弱を見込んでいる。
 輸出されたかんきつ類は、現地スーパーの「明治屋シンガポール」で販売されている。店の客層は日本人が2、3割、中国人が5、6割を占め、比較的高級なスーパーに分類されるといい、店内には多種多様な日本産の食品が数多く並んでいる。
 今年1月25日には、県の果実輸出促進対策事業の一環として、JA紀南の特販課・笠松秀之課長がJA全農、県農担当者と現地に出向き、開催中の「全農フェア」の会場で紀南の木熟みかんをPRしてきた。
 木熟みかんは一袋約800円(日本円換算)で試食をすすめて販売したが、「久しぶりにおいしいミカンに出合った」など、国籍や年齢を問わず味の評価は大変良好だった。笠松課長も「うまいものは売れることが確認できた」と話す。
 ただ、船舶輸送でありJA紀南の出荷時から店頭に並ぶまでには2週間以上かかるため、「傷みの発生でロスが目立った。航空輸送だとコスト高になるため、品質面のリスクをどう克服するか」と課題をあげる。
 一方で、3月25日には明治屋シンガポールの籠島友則店長と青果バイヤーが全農、県農担当者の引率でJA紀南を訪れ、上秋津の晩柑園地とJAの総合選果場を見学した。籠島店長は「園地と選果場の作業を見て生産者やJAの苦労も知った。バイヤーも安全・安心であることを確認できたので、品物を大事に扱い、お客様に自信を持ってアピールしたい」と話していた。

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