JA紀南広報誌

2014年3月号p22-01

2014年3月号もくじ

こもれび  

農作業と女性会
下畑 千秋(上富田町岡)  

 一人で農業を始めてから約13年が過ぎようとしています。主人の急逝、その半年後父の他界と続き、何が何だかわからないままで農作業をしたことを思い出します。
 みかんの収穫から始まり、梅の剪定、みかんの剪定等々、次から次へと農作業が続きました。
 気がついた頃には田んぼには苗も植わらず青田ではありませんか。1年間は休耕に…。そんな中で農作業は一人では無理と思い手の届かない畑は休むことにしました。
 また、田んぼについては、肥料と消毒は自分で行い、他の作業である耕運、田植え、刈取りは、岩田のライスセンターにお願いしましたので、次年度からは米の収穫もできるようになりました。
 3年ほど過ぎた頃から少しずつ農作業のリズムもわかるようになってきましたが、なにぶん今までが父と主人についていくだけでしたので、一人の農作業は大変です。測量士である息子も休みの日には目一杯作業を手伝ってくれますが、農作業は待ってくれません。一杯一杯の毎日でした。
 そんな中、JAの営農指導員さんにもお世話になりながら、基本を学ばせていただくことができました。
 元々主人は営農指導員をしていましたので、知り合いの指導員さんや農家の人たちにアドバイスをいただき今に至っています。本当に皆様に助けていただきながらの農作業です。
 そんな私の農作業の息抜きになっているのが、友だちとの出会い、話し合いの場である女性会です。
 辛い時などは明るい話に花が咲き、一時何もかも忘れられ楽しく過ごすことができます。忙しい農作業中での参加、出席は正直しんどく思う時もありますが、皆様と顔を合わせると元気をもらって帰ることができます。
 そんな女性会に入会して約30年が過ぎました。思い出してみると、嫁いで最初に姑から役を譲ってあげると言ってくれたのが農協婦人部会でした。
 先輩たちの多い中での参加で、新人の私は話の輪に入ることもできず、ただただ聞き耳を立てて「ふぅん、そうなのか…」と思いながら話を聞いていました。また、農作業の講習の時などは、非農家に生まれ育ったので、まるで人事のような参加だったと思います。
 また、楽しかったことのひとつに農業祭が思い出されます。前夜祭での踊りの練習、バラ寿司作り、お餅つきなど。そうそう、皆で行く旅行なども楽しかった思い出です。
 時を重ねてきましたが、今はそのときとは違っていろいろな行事が盛りだくさんで本当に楽しんで参加しています。元々料理や手芸などが好きでしたので、今は元気の素と思い農作業の合間を見つけて楽しんでいます。
 これから農作業に追われる日が多くなってきますが、少しでも元気で過ごせるようにがんばりたいと思います。
  (口熊野支所管内)

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional