JA紀南広報誌

2014年11月号p14-01

2014年11月号もくじ

温州の高品質栽培実践  

極早生も“こだわり”で
田辺市上秋津・志波元昭さん  

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 【中央営農室】田辺市上秋津の志波元昭さんは、「所得面のリスク分散や労働力を配分して経営を安定させたい」と、温州ミカン、中晩柑、梅を3本柱とした複合経営を突き詰めてきた。当然温州ミカンにも力を入れており、JAの“こだわりグループ”にも入って高品質栽培を実践中だ。
 志波さんは温州ミカンを、極早生は「日南一号」30㌃、「ゆら早生」30㌃、早生は40㌃で栽培。9月下旬の「日南一号」から今年産のミカン収穫期に入った。
 糖度と着色アップのため極早生は全園にマルチを被覆し、高畝栽培を取り入れた園地が多い。今年は夏場の雨続きで例年より糖度は低い傾向だが、「ゆら早生」では9月30日で糖度が12%に達した物もある。
 「ゆら早生」の収穫は10月1日から始めたが、基本は糖度・着色を乗せてからの“こだわり”出荷をめざしている。また早生についても“木熟出荷”に挑戦している。
 収穫ピーク時の雇用はあるものの、日常は夫婦2人の農業で「年中仕事がある」のが実状。そのため作業の効率化が必要と、園地改造や園内道の整備に始まり、スプリンクラーや点滴灌水設備の設置に至るまで、作業条件の改善に20数年かけて取り組んできた。
 志波さんは「味を言うミカンや晩柑作りはおもしろい」と言う。今年産のミカン販売は厳しい状況が続いているが、味作りにあきらめの気配は全くない。

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