JA紀南広報誌

2014年11月号p13-01

2014年11月号もくじ

商品化へ農協観光が協力  

神島高、今度はツアー企画
田辺梅林観梅など日帰りで  

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 JA紀南と梅酢を活用した「梅やきとりのたれ」を共同開発した神島高校3年生が、今度は紀州田辺梅林の日帰りバスツアーの企画に乗り出した。農協観光田辺営業支店が旅程の設定方法などを指導。10月1日には、生徒によるツアー企画の発表会が同校であった。今後、農協観光などの協力を得て商品化をめざす。
 このツアー企画は同校経営科学科の3年生で課題研究「商品開発」を選択した生徒が取り組んでいる。生徒らは地場産の梅を活用した商品開発や販売も行っており、梅林ツアーの企画は昨年度に続いて2年目になる。
 発表会に先立ち、9月3日には、農協観光田辺営業支店の大森厚彦支店長が、旅程の立て方、農業体験の取り入れ、代金設定などについての授業を行った。
 旅程に紀州田辺梅林(田辺市上芳養石神)を設定するのは今年が初めて。同梅林は、生徒らが授業の一環で梅やきとりなどの販売実習を行うなど関係が深い。
 この日の発表は10人が行い、大森支店長や田辺市観光振興課、地元梅干しメーカーらを審査員に招いた。
 生徒らはそれぞれ「紀州満喫プラムツアー」「大満足!梅三昧ツアー」といった旅行の名称と、「寒さ吹き飛ぶ絶景をぜひ」「こころも空気も癒やされる」といった旅のキャッチフレーズを付けた。
 田辺梅林での観梅をメインに、紀菜柑などの直売所、備長炭公園、白浜温泉などを巡る“欲張りな企画”が次々と提案された。冷凍梅を使った梅ジュース作りやミカン狩りなどの農業体験を取り入れた企画が目立った。
 家族連れや中高年などターゲットも内容に反映した。田辺梅林での昼食として、同校が今年10月31日、東京での料理の全国大会(うまいもん甲子園)に出品する「やにこーうめぇで 紀州あがらの家族丼」でもてなすという案の生徒も多かった。
 審査にあたった大森支店長は「ツアーのお土産付きは良い発想だ。また、ここにしかない“田辺自慢”とかの内容への盛り込みはもっと強めてほしい。ツアーはバスに乗った時から始まるので、観光客がワクワクするよう、田辺に着くまでの車中でのDVD(ビデオ)などによる案内も意識してほしい」とアドバイスした。
 担当の那須正樹先生は「地域で汗をかいている人の話を聞き、現場を見て学ぶことは生徒にとって貴重な経験だ。梅の商品開発に加え、観光資源と梅とを結びつける意味でも、観梅ツアーが商品化できるようにしたい」と話した。

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