JA紀南広報誌

2014年10月号p24-02

2014年10月号もくじ

健康百科 第102回  

お酒との上手な付き合い方
佐久総合病院名誉院長/松島松翠  

 ここでいうお酒とは、アルコール飲料全てを指します。アルコール飲料には、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキー、ワイン、缶酎ハイなどがありますが、それぞれによってアルコール含有量は異なりますので、いくつかを一緒に飲むときは酒量を過ぎないよう注意が必要です。
 アルコールの量は単位で表しますが、一般的には、2単位までのお酒が健康的な飲み方とされています。ビールでいえば中瓶1本が1単位、日本酒は1合が1単位ですから、それぞれその倍ぐらいまではよいということになります。
 しかし「飲み会」などでは、アルコールの種類も多く出るので、ついこれをオーバーしやすいので注意しましょう。「飲み会」の心得としては、次のことを注意してください。
①ノンアルコール飲料を必ず用意する ②飲酒の強要やイッキ飲みを行わない ③飲酒運転者が出ないよう注意。飲ませた人も同罪 ④酔いつぶれた人を絶対に1人にしない──です。
 この中で特に危険なのは、「イッキ飲み」です。お酒をイッキ飲みすると、血液中のアルコール濃度が急激に上昇しますが、酔いの症状が出るのは30分後で、さらに脳でのアルコール濃度が最高に達するまでの時間は30~60分かかります。そのため、イッキ飲みをした直後は平気でも、いつの間にか致死量を超えてしまい、呼吸まひを起こして急性アルコール中毒で死亡することになります。
 その他、アルコールは長期的に見ると、脳卒中や肝硬変を起こす率が高くなります。毎日飲む方は週に2日は休肝日を設けることをお勧めします。

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