JA紀南広報誌

2014年10月号p05-01

2014年10月号もくじ

神島高が近畿優勝、全国へ  

JA紀南と共同開発の梅酢たれ使用  

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 神島高等学校(田辺市文里)が8月29日、大阪で開かれた料理コンテスト「第3回ご当地!絶品うまいもん甲子園」近畿エリア大会で優勝し、10月31日に東京である決勝大会への出場が決まったが、JA紀南が料理の調味料となった梅酢で協力したことも同校の躍進に一役買っている。近畿大会で同校が調理した丼の具材となった焼き鳥や唐揚げ、出汁などにはすべて梅の素材が取り入れられ、特に味の決め手には、同校がJA紀南と共同開発した梅酢(商品名=梅やきとりのたれ)が使われた。審査対象となるプレゼンテーションでも、梅を使った商品開発や調味料としての梅酢の活用、クエン酸や食欲増進、熱中対策など梅の持つ機能性を紹介し、地場産業と直結した発想豊かな取り組みが評価された。

第3回うまいもん甲子園に出場
梅酢の味と機能性を生かす  

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 同校は経営科学科の授業「課題研究 商品開発」を選択する3年生が梅商品の開発に取り組み、今年で3年目。昨年秋、同校が商品化した「梅あられ」を食べたJA加工部の営業担当が同校を訪ねたことで、同校とJAがつながった。
 今年4月から双方が共同で梅酢を使った「梅やきとりのたれ」の開発を本格化させ、8月には販売を開始した。商品はJA紀南の紀菜柑でも取り扱っており、価格は550㌘入りで400円(税込み)。
 焼き鳥をこのたれにサッと浸して焼くだけで、程良い塩気と梅酢の酸味がマッチした絶妙の味になる。他の肉やドレッシング、炒め物の調味料にも使えると生徒たちはアピールする。
 近畿大会は書類選考を通過した5校が出場して大阪府吹田市で開かれ、神島高校からは、経営科学科3年生の合川遙さん、竹辺歩美さん、堀本奈未さんの3人が代表して出場した。
 コンテスト本番で調理した料理「やにこーうめぇで紀州あがらの家族丼」の味づくりでも、「梅やきとりのたれ」は、紀州備長炭で焼いた焼き鳥のほか、鶏の唐揚げ、丼の仕上げにかけるかつお出汁の調味役として威力を発揮したという。
 竹辺歩美さんは「梅酢は何の料理にも合い、使いやすいので好きです。絶品グルメとして私たちの丼が評価してくれとてもうれしい。全国大会に向けて味に磨きをかけたいです」と話す。
 担当の那須正樹教諭も「梅という地場産業を取り上げたことと、梅干しの副産物として出る梅酢を有効活用したことが審査でも有利に働いたと思う」と喜んでいる。

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 このコンテストは農林水産省と(一社)全国食の甲子園協会が主催。「ご当地の食材を使った、若者が食べたくなる絶品グルメ」をテーマに、今年は全国の農林水産系・商業高校から過去最多の235チームの応募があった。
 東京での決勝大会は10月31日。7地区の予選大会優勝校に加え、追加選出された計12校で争う。大会翌日の11月1、2日には、東京・丸の内での「ジャパンフードフェスタ2014」に参加し、出場した高校生が料理を販売する。

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