JA紀南広報誌

2014年1月号p10-01

2014年1月号もくじ

「梅酒で乾杯」条例制定  

梅の消費拡大へ市民に奨励  

画像の説明

 田辺市は12月2日、地場産の梅を使った梅酒での乾杯や梅製品の普及を促す条例を制定した。同市は約2万8000㌧を生産する国内屈指の梅産地で梅関連産業も多い。宴会や祝賀会などの席で梅酒や梅ジュースで乾杯する習慣を市民に奨励し、あわせて“紀州梅”としてブランド化した梅干しなどの梅製品の一層の普及で地域活性化をめざす。

 条例は5条で構成し、梅酒乾杯等の定着のため、市や生産者、梅関係業者の役割を盛り込んだ。梅の加工・販売業者には普及促進に主体的に取り組み、市には市民への啓発など普及措置を求め、市民には普及への協力と梅を通じた健康増進を呼びかける。
 条例案を提出したのは市議会議員8人による「梅に関する条例案策定協議会」。同市の議員提案による政策条例は初めてだ。同会座長の市橋宗行議員は「梅酒での乾杯は、農家や商工、観光関係者から条例による明文化を望む声があった。条例ができたこれからが本番。一方通行でなく、皆が連携して取り組み、基幹産業である梅産業の発展につなげたい」と語る。
 JA紀南の本田勉組合長は「条例は大賛成だ。議員提案であることに値打ちがある。地元、そして域外に紀州ブランドの梅を知ってもらう機会になるだろう」と取り組みの広がりを期待する。
 田辺市長野の梅生産者で、以前から“梅酒で乾杯”を唱えてきた古城梅振興会の竹内豊会長も「このうえなくうれしいこと」と歓迎だ。
 乾杯条例は今年1月の京都市を皮切りに全国各地で制定されており、県内では海南市が10月に地酒での乾杯を奨励する条例を制定した。

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