JA紀南広報誌

2013年4月号p28-01

2013年4月号もくじ

健康百科 第84回  

悪性黒色腫  

 悪性黒色腫とは、メラノーマと呼ばれている皮膚がんの一種です。通常、黒い「ほくろ」のように見えるので「ほくろのがん」とも言っています。
 悪性黒色腫の大きな特徴は、悪性腫瘍の中でも非常に転移を起こしやすいという点です。従って、がんの中でも特に注意する必要があります。しかし、通常の良性のほくろは、簡単に悪性に変化することはありません。しかし、一般の方が良性のほくろと思っているものの中に、悪性黒色腫の始まりのものがあることもあります。
 日本人で悪性黒色腫が発生しやすい部位は、足底(足の裏)が最も多く、約3割を占めています。それに足や指の爪の部分に多くできることが日本人の特徴です。もちろん、欧米人と同じく体のどの部分にもできます。
 黒い病変を見た場合、悪性黒色腫を疑うポイントとしては、次のような点があります。まず左右が非対称であること、境界が不規則、不鮮明であること、色調のむらがあること、形が大きいことなどです。また子どもの頃からあったほくろが最近大きくなったり変化してきた場合も要注意です。
 だが素人ではなかなか判断ができにくいということがありますので、もしこの中の一つでもあれば、すぐ皮膚科を受診されるのがよいでしょう。
 悪性黒色腫をはじめ、多くの皮膚がんの発生には、紫外線が関係しているといわれます。海水浴やスポーツ、仕事、農作業などで長時間、過度の紫外線を受ける場合は、ひさしの長い帽子をかぶる、長袖のシャツを着る、日焼け止めクリームを塗るなど、皮膚を紫外線から防御することをお勧めします。

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