JA紀南広報誌

2013年4月号p25-01

2013年4月号もくじ

向き合うことの大切さ 第10回  

きちんと向き合う大切さ
近畿大学附属新宮高等学校2年 水上 沙耶  

 人権とは、人間が人間として生まれながらに持っている権利のことです。そして私達はその人権に守られ、今、生きています。
 私は小学校の高学年のときに、班員の中の少し障害を持った一年生の世話をしたことがあります。
 その子は自分の思った通りに物事が進まなかったり、気持ちが上手く相手に伝わらなかったりすると、どうしようもなく思わず奇声を発してしまったり、怒ったり泣いたり、自分の気持ちをコントロールしにくい子でした。だからいつも担任の先生がその子の側にいて、優しく話を聞いてあげたり、その子が学校生活を送る上で不自由がないようにサポートしていました。
 小学校は班活動が多く、毎日ある掃除や朝の運動を始め、遠足やレクなど他の学年とふれあう機会がたくさんありました。だから私は、その子の面倒をきちんと見ることができるか不安でした。
 確かに最初は、私の言うことをあまり聞いてくれなかったし、私が叱ったらその子も怒って泣き、すごく戸惑った時もありました。でも私はめげずにその子と向き合って、きちんと話を聞いてあげたり、叱る時は叱り、褒めるときは目いっぱい褒めてあげました。
 すると次第に、その子も私に心を許してくれるようになり、なついてくれて言うこともちゃんと聞いてくれるようになりました。
 その子のおばあちゃんと、私のおばあちゃんは友達なのですが、私のおばあちゃんがある日、その子のおばあちゃんから伝え聞いてきてくれた話を私は今でも覚えています。
「家に帰ってきたら、いっつも沙耶ちゃんの話てくれるんやってすごく喜こんでくれてたで。沙耶ちゃん大好きやって言いやったらしいよ。」
 その言葉を聞いて、私は今までにないくらい胸がいっぱいになり本当に嬉しかったです。そして、これからも一生懸命その子の面倒を見ていこうと思いました。
 私はその子から大切なことをたくさん教わりました。これらの経験を経て、将来は障害を持つ子供達の役に立てるような仕事につきたいと思いました。
 障害、と一言で言ってもさまざまなものがありますが、社会ではそれをきちんと理解して受け入れることができている人もいますが、対して、偏見の目を持ち受け入れることができていない人もいます。 しかし、障害とは一つの個性なのです。障害を持った人達にも、私達と同じ教育を受ける権利や、社会人として会社や工場で働く権利などの人権があります。しかし私達には、このような人権を侵害する権利は誰一人として持ってはいけない、持つことができないのです。
 障害を持つ人達ときちんと向き合い、互いに理解し合うことで、みんながよりよく暮らすことのできる社会になってほしいと思います。

おしえてもかっぴ  

答え
スタートを9月中旬の極早生ミカンとすると、年内の早生、年明け以降の晩柑類へ続き、最終はバレンシアの8月くらいだよ。紀南にはほぼ年中柑橘類があるんだね。

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