JA紀南広報誌

2013年4月号p17-01

2013年4月号もくじ

営農地区懇(問答集)Q&A  

 JA紀南は今年も、1月中に各地区で営農地区懇談会を開き、営農に関するJAへの要望やご意見をたくさんいただきました。その中で特に多かった声を整理し、「営農地区懇Q&A」として報告します。

指 導 事 業  

問い……「パープル南高」は自家用でも購入できるのか。また、栽培園地条件に海岸から5㌔圏内を目安としているが、その理由はなにか。
「パープル南高」はJA紀南のオリジナル品種として産地化を計画していますので、出荷はすべてJAにお願いします。販売戦略としては6月上旬から出荷開始できる園地に限定する方針です。着色基準も設けるため、日当たりが良く海岸から5㌔圏内を目安とした地域での植栽をお願いしているところです。なお、園地登録も必要となりますので、詳しくは営農指導員にご相談ください。

問い……GAP(適正農業規範)の検証とは、具体的に何をして、どのような意味があるのか。
JAでは「安全・安心」な農産物の供給と生産者自身の健康を含めた環境にやさしい持続的な農業を進めるため、平成19年からGAPの制度を導入しています。当初は自主的な点検をお願いしていましたが、レベルの向上を図るため、平成23年からは各地区で生販委員会などが確認作業を行うようにしています。
 具体的には生産者の作業倉庫に行って、農薬が鍵のかかった場所に保管・管理されているか、収穫物の近くに農薬を置いていないかなどをチェックし、取り組みが十分でない場合は改善をお願いするというものです。農産物出荷の安全・安心対策の重要な取り組みとして、ご理解をお願いします。

問い……最近の鳥獣被害の多さには、農業への意欲を失ってしまう。どうにかしてほしい。
農作物の鳥獣被害は年々拡大・深刻化しています。鳥獣被害を軽減するためには、①獣種に対応した防護柵の設置②生ゴミや農作物の収穫残さ等の適正な管理③農地周辺の鳥獣の隠れ場所となる薮の刈り払いによる緩衝帯の設置などの環境対策④ロケット花火等による追い払い⑤鳥獣の密度に対応した捕獲の実施――などが重要です。鳥獣害防止施設(防護柵、電気柵等)の設置のための
補助事業や、有害鳥獣捕獲事業については、JAの鳥獣害アドバイザー、または市町の有害鳥獣担当部署にお問い合わせください。

問い……自分の畑に鳥獣害対策のワナを仕掛けてもいいのか。
自分の畑でも鳥獣を捕獲するためにワナ(囲いワナを除く)を仕掛けるには、狩猟免許が必要であることが、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」で定められています。狩猟免許の取得を希望される方は、営農指導員までお問い合わせください。

問い……梅の農薬のビスダイセンは、今は取り扱っていないのか。またその代替品はあるのか。
ビスダイセンは、昨年9月に製造が中止され、今年2月末で登録も失効しています。農薬取締法上は、ラベルに記載された有効期限までの使用は認められていますが、JA紀南では登録失効後の使用を控えていただくよう申し合わせています。在庫をお持ちの場合は、今年中に使い切りいただくようお願いします。代替品としてはデランフロアブルをご使用ください。

問い……梅のプラムポックスウイルスについて、アブラムシが媒介しているという話を聞くが、休耕園などで発生したアブラムシによって発生した場合どうなるのか。その対策はどうしたらよいのか?
プラムポックスウイルスは全国の8都府県で発生が確認されており、近畿では滋賀・大阪・奈良・兵庫で感染が確認されたことから、和歌山県でも侵入に対する警戒体制を強化しています。今のところ県内での発生は確認されておらず、JA紀南でも平成21年から調査を行ってきましたが、発生は認められていません。
 発生は、苗木によるウイルスの持ち込みが原因と考えられており、県内に持ち込ませない対策として、苗木業者と一般園芸店での花梅苗木等についても、県から啓発と調査を行っているとのことです。
 なおこのウイルスの感染経路は第一が接ぎ木によるもの、続いてアブラムシによる伝搬であるといわれていますが、アブラムシによる伝染の場合は感染樹の葉の吸汁後一定時間(1時間程度)が経過すると感染力が失われるといわれていますので、感染樹の早期発見、伐採による早期防除が重要です。

問い……花木園で、混用散布できる除草剤と殺虫剤はないのか。
樹木類に対する除草剤の使用方法は、対象となる雑草に対する茎葉への散布や、植え付け後や生育期の株間への土壌表面散布などとなっており、作物に対する散布は認められておりません。使用基準は必ず守ってください。

問い……農地貸し借りについて制度的なものを知りたい。
JA紀南は農地の有効利用と遊休地の解消を図るため、各地区に設置している「農地対策会議」等で農地を貸したい人、借りたい人の情報を収集しています。
 昨年、JAが管内の各市町から農地利用集積円滑化団体の承認を受けたことにより、円滑化団体を通して行う農地の貸借は、国の補助事業の「規模拡大加算」制度や、果樹園の貸借については県単事業の「和歌山版果樹産地づくりステップアップ支援事業」を活用できるようになりました。
 いずれも農地の借り手が補助金を受けられる制度ですが、それぞれ要件が定められています。詳しくはJA紀南指導部(電話0739・25・5718)までお問い合わせください。

問い……ジャンボタニシを発見したという情報を聞いたが、もし見つけたらどうすればよいのか。
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は昨年、白浜町のとんだ地区で発見が報告されています。ジャンボタニシは、田植え直後から約2週間までの水稲苗を食害します。発生が多い場合は欠株が生じ、補植や植え替えが必要になる被害が出ますので、発見すればすぐに補殺してください。補殺の際は手袋の着用をお願いいたします。普通のタニシは影響ありません。

問い……青年給付金の制度について教えてほしい。
新規就農される方に、農業を始めてから経営が安定するまでの最長5年間、年間150万円が付される制度です。給付を受ける要件には①就農時の年齢が原則45歳未満であること②独立・自営就農であること③市町村が作成する人・農地プランに位置付けられていることなどがあります。詳しいことは営農指導員や市町担当窓口にご相談ください。

購買事業  

問い……中央購買センターで、農機部門が集約されないのは当初の計画と異なるのではないのか?
中央購買センターは今年4月30日に紀菜柑の横に設置となりますが、建物面積の制限があり農機部門は集約できず、現在の購買センター(田辺市上秋津)に残ります。なお中央購買センターでの農機修理対応は大がかりなものは無理にしても、簡単な修理はスペースを設け対応いたします。

問い……上富田地区の岡給油所は今後どうなるのか。
岡給油所は岡支所時代から長らくご利用いただきましたが、岡支所再編後、地域の組合員の皆様のご理解を得て今年3月末に閉鎖させていただきます。つきましては鮎川SSや三栖給油所など近隣のJA給油所のご利用をお願いします。

販売事業  

問い……梅の集荷について、JAみなべいなみは前日収穫・翌日出荷を行っているが、JA紀南も前日収穫対応をしてほしい。
平成24年産はJA紀南として初めて前日収穫・翌日出荷に取り組みました。ただし、6月中旬以降は果実が熟してきますので、一日置くと黄色くなる可能性がありますので、24年度の反省と検証をふまえ、25年度の対応については梅部会と協議し、皆様にお知らせします。

問い……総合選果場のミカン選果機の更新について、生産者負担への影響はあるのか。また、生産量が減ってきている中、選果のレーンを減らすことも考える必要があるのではないか。
総合選果場の選果機更新にあたっては、選果場運営委員会で箱引き等の生産者負担が増加しないように検討してきています。現在のレーンは18条で、12条に減らしてはとの案も出ましたが、試算したところ、レーンを減らすと選果時間が長くなることなどで人件費等の経費が多くなり、レーンを減らしても総経費としてはあまり変わらない結果となり、選果場運営委員会では現状と同じ18条で協議を進めているところです。

問い……梅の「NK―14」の出荷について概要を教えてほしい。
「NK―14」を梅酒用として出荷を希望されるならば、その園地登録が必要です。それ以外の出荷であれば登録は必要ありませんが、他の雑種と同様に「青梅」としての出荷でお願いします。なお、「NK―14」の梅酒用出荷の登録は、受粉樹としての植栽(間植)ではなく、この品種単独で植栽した圃場が条件となります。

生活事業  

問い……JAのオフトーク放送(旧紀南地区での音声放送)が入らなくなり、修理には来てくれるが直らないのだが。
オフトークは旧紀南エリアで今も運用している音声放送ですが、年数の経過により、家庭にある端末機の修理が部品等の都合で難しい場合があります。情報伝達の主流がインターネット中心となり、NTTによるとオフトークは将来的にサービス廃止の方向ですので、携帯電話やパソコンへのメール配信サービスとしてJAが行っている「JA夢NET」の登録とご利用をお願いいたします。

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