JA紀南広報誌

2013年4月号p06-02

2013年4月号もくじ

耕作放棄地の管理を受託  

愛媛県の請負い会社が講演
青年部アグリセミナー  

耕作放棄地の管理受託で講演する宇都宮凡平氏

 JA紀南青年部(谷本恭一部長)は2月8日、JA営農生活本部ふれあいセンターで「平成24年度アグリセミナー」を開き部員94人が参加した。愛媛県で耕作放棄地の栽培を請け負っている(株)俵津農地ヘルパー組合取締役の宇都宮凡平氏から「農地と人を育てる…俵津農地ヘルパー組合株式会社の挑戦」と題した講演があった。
 俵津農地ヘルパー組合は、全作業と部分作業を合わせて約17㌶の園地管理をはじめ、農産物や加工品の販売などの事業を行う。
 俵津地区は急傾斜のミカン園地が多く、特に防除作業に手間取っていたが、スプリンクラーの集団設置によって作業効率は向上した。しかし、地区全体をスプリンクラーで繋いだため、放棄地が出ると沿線の先の園地まで水が通わないという問題が起きた。
 このため耕作者の居なくなった園地を管理しなければならなくなり、平成14年に現組合の前身が発足。その後、高齢農家からの園地管理等の委託も増加したことから、平成20年に従業員を雇っての株式会社方式に運営を切り替えた。
 組合の事業内容は、農作物の生産販売や農作業の受託、加えて庭に植えた柿の木の防除、都会に出た人に代わっての墓の管理まで幅広い。
 また組合は経営規模の拡大だけを目的とはしておらず、農業経験の少なかった従業員が農業を覚え就農するケースも出てくるなど、地域の後継者対策の役割も担っている。
 宇都宮取締役は「ミカン栽培は一人1㌶が限度だと思うので、あまり受託面積を増やすこともできないが、集落を守ることを目標にがんばっていく」と話していた。

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