JA紀南広報誌

2013年4月号p04-01

2013年4月号もくじ

梅の骨粗しょう症予防実証へ  

紀州田辺うめ振興協議会
疫学調査に組合員ら300人が協力  

身体検査や骨密度、血圧などを測定(JA三栖支所で)

 JA紀南と田辺市でつくる「紀州田辺うめ振興協議会」は、和歌山県立医科大学の研究グループとともに、梅と骨粗しょう症予防との関連性について疫学調査を始めた。組合員や梅農家らを対象に、骨密度や運動機能の測定と、梅の摂取頻度などのアンケートを実施するもので、結果をもとにより精密な検査を進めていく。

 協議会は平成22年から、梅の機能性などの研究を和医大の宇都宮洋才准教授に委託している。23年には、梅の抽出物が骨を形成する骨芽細胞の分化と増殖を促進することが科学的に証明され、論文でも発表された。
 これを受け、協議会は梅を摂取すれば骨粗しょう症予防につながる可能性を疫学的に実証しようと、JA女性会や梅農家など約300人に協力を要請した。
 まず1次調査として、共同で研究を進める大阪河崎リハビリテーション大学の支援のもと、梅干しを摂取する頻度、食事バランスといったアンケート調査と、身体計測、骨密度、筋力、柔軟性などを測定。被験者のデータを同大が持ち帰って分析する。
 この結果から特徴的な100人を選び出し、2次調査としてより精密な骨密度測定や分析用の採血などを病院で行う予定。
 協議会では「骨粗しょう症予防に、梅の摂取が効果的であるというデータが得られれば何よりだ。効能をPRできるようになれば、梅産地の活性化につなげられると思う」と話している。

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