JA紀南広報誌

2013年12月号p24-02

2013年12月号もくじ

健康百科 第92回  

胸焼けが起きたら  

 食後や夜寝ているときに、胸焼けが時々起こるようであれば、胃液が食道に逆流する「胃食道逆流症」の疑いがあります。
 もともと普段は胃と食道の間には、胃液を逆流させない仕組みが備わっているのですが、何らかの原因で境目を締めている筋肉が緩むと、胃液の逆流が起こります。食道が横隔膜を貫く穴を「食道裂孔」といいますが、特にお年寄りでは、胃の一部が横隔膜の上にはみ出す「食道裂孔ヘルニア」を伴うことが多く、そうなると、食道と胃の境目は緩くなり、胃液の逆流が起こりやすくなります。特に夜遅い時間に多量に飲食した後、すぐ寝ると、姿勢の影響もあって、より逆流が起こりやすくなります。
 胸焼けが週に1~2回ある人は一度受診する必要がありますが、胃食道逆流症と診断された場合は、食生活など日常生活の見直しが必要です。まず暴飲暴食をしないこと、食べてすぐ横にならないことです。夕食は早めに取り、寝る前には食べないこと、また食べ物としては、肉類など脂肪の多いもの、チョコレートや和菓子などの甘い食べ物、アルコール飲料を取り過ぎないことが大切です。また、日常生活では長時間の前屈姿勢を避けること、腹部を締め付けるものを着用しないことです。
 それでも症状が改善されない場合は、内服薬による治療が必要になりますので受診してください。

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